自発的な対称性の破れ2

SU(2)の内部空間で起きたことは、外部空間における物質の凝縮と良く似ている。もともと内部空間に方向による違いはなかったのだが、偏った凝縮が起こったため、対称性が自発的に破れたのである。内部空間は、外部空間の全ての場所に存在する”小さな”空間だが、どの内部空間でも同じように対称性が破れたため、例えアンドロメダ銀河の彼方であろうと、電子とニュートリノは全く異なる素粒子として振る舞うことになった。(アンドロメダ銀河の電子と、地球上の電子とが同じ質量を持つことは、観測データから確認されている)。教科書より

いいなと思ったら応援しよう!