リテピ花写049 幻の花 ヒマラヤの青いケシ 高貴な青色
日本の平地では、まず見ることのできない幻の花、
ヒマラヤの青いケシ。
その透き通るような青い色が清々しい。
標高3,000m ~ 4,000mの西ヨーロッパ、中央アジア、
ヒマラヤ、ミャンマー、中国雲南省などの
高山地帯に分布するケシの仲間。
ヒマラヤの青いケシは麻薬成分を含まないので、
栽培禁止ではありません。
でも、暑さに弱く、生育条件が難しいので、
平地では栽培できない幻の花となっています。
初夏に咲く花ですが、
年初めに、あなたの幸せを願い、
ヒマラヤの青いケシの清々しい姿をお届けします。
ヒマラヤの青いケシは、実は花の名ではなく、
1990年、大阪で開かれた国際花と緑の博覧会(花博)で
紹介されたときのキャッチフレーズだったのです。
学名はメコノプシスで、英語ではブルーポピーと呼びます。
浪漫のある印象的なキャッチフレーズが、話題となり、
この花の名前として定着していったのですね。
訪れることが難しい山岳地帯の秘境に自生し、
孤高の花として咲き、そこを訪れた人だけが
見ることのできる神秘的な花、ヒマラヤの青いケシ。
人の行けないところで
他にはない青く美しい花を咲かせる
ヒマラヤの青いケシ。
花言葉は、「神秘的」「底知れぬ魅力」。
見ることができなといわれると、
ますます見たくなるのは人情。
幸い、日本でも見ることができます。
北海道の「滝野すずらん公園」「大雪の森ガーデン」
東京都の「東京都薬用植物園」
神奈川県の「箱根湿性花園」
栃木県の「日光水生植物園」
長野県の「白馬高山植物園」、「中村農園」
大阪府の「咲くやこの花館」
兵庫県の「六甲高山植物園」
などなど、これ以外にも
見られるところがいろいろあると思います。
うまく開花時期に巡り合えば、
美しい姿に出会うことができるでしょう。
出会えれば、幸運が訪れるかも。
Good luck to you!