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リテピ花写048 自分に惚れるナルシスト 幸運を呼ぶ水仙

水仙が12月初旬に早くも咲いていました。
この時期の水仙は、いわゆる初物で、
何か瑞々しさが感じられます。
ちょうどいい具合に光が
逆光気味に当たっていました。

水仙は室町以前には
日本に伝わっていました。
原産地は地中海方面で、
日本には、シルクロードを経て、
中国から海流に乗って
球根が流れ着いたともいわれています。

水仙の球根は海水にもめげず、
海を渡ってはるばるとやってきたのですね。

12月、咲き始めた水仙

水仙の花言葉は、うぬぼれや自己愛で、
自分が好きでたまらないナルシストの
花のように思われています。

水仙にすれば不本意。
水辺で下向きかげんに、
控えめに咲いているのに
自惚れのようにとられているのですから。
控えめは、時には損しますよ。
普段は控えめでも、
言うべき時には堂々と言いましょう。

花言葉は、美少年ナルキッソスが、
池に写る自分の姿に見初めて
抱きつくようにして
落ちて亡くなったギリシャ神話から、
水辺で下向きに咲く様子を
そんな風にイメージしたのですね。

東洋では幸運を呼ぶ花、水仙

でも、それは西洋の話であって、
東洋、中国では違うんですよ。
水辺で仙人のように長く咲き、
清らかな雰囲気なので、
水仙と名付けられたそうです。
風水でも、水仙は幸運を招き入れる力が
宿った縁起のいい花なんです。

また、雪の中でも花を咲かせるほど丈夫で、
雪中花と呼ぶ地方もあります。
その強さからお正月に飾ると
縁起がよいとされています。

また、オーストラリアや
ニュージーランドでは
春の訪れを告げる希望の象徴として、
黄色い水仙ががんサポート団体の
シンボルになっています。

でも、ちょっと注意。
水仙はヒガンバナ科の球根植物で、
彼岸花と同じように全草が有毒なんです。
毎年、ニラと間違えて食べ、
中毒症状を起こす事件があるそうです。
ニラは独特の匂いがありますが、
水仙にはありません。
葉の感触も違いますよ。
食欲に負けず、見極める眼力を持ちましょう。

早くコロナやウクライナ、物価高などが落ち着き、
地球人類、ちょっと大げさか、
少なくともこのブログを見ているあなたに
縁起のよい日々が送れますよう、
水仙で幸運を呼び込みたいと思います。

あなたに幸運を呼ぶ水仙

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