リテピ花写025 メキシコから、スペイン、アフリカ、フランス、日本、アメリカへ マリーゴールド
春から秋にかけて半年以上も長く咲いているマリーゴールド。
橙や黄色などの鮮やかな目立つ色で、ひときわ目を引き付けてくれます。
長く咲いているので、
マリーゴールドはいつが旬だろうって思っていました。
聖マリアの金という意味のマリーゴールド。
中世以前は、
マリーゴールドはキンセンカのことだったのに、
いつの間にかこの花に変わったのですね。
メキシコ原産で、アステカ人が栽培していました。
御多分に漏れず、アステカを滅ぼしたスペイン人が持ち帰り、
16世紀にアフリカのチュニスを占領したときに
アフリカに持ち込まれました。
その後、フランスにも渡り、
江戸時代には日本に渡来し、
コウオウソウ(紅黄草)、センジュギク(千寿菊)と呼ばれました。
17世紀ですから、わずか100年にも満たないうちに
世界を駆け巡っていたのですね。
1万ドルの懸賞がかけられていた白色のマリーゴールド作り。
ついに1975年アメリカで発表されました。
ヨーロッパに進出して300年ほどかかり、白いマリーゴールドの誕生です。
国ごとに、メキシカンマリーゴールド、アフリカンマリーゴールド、
フレンチマリーゴールド、アメリカンマリーゴールド、
そして中国では万寿菊と呼び名が多彩です。
日本で栽培されているのは
ほとんどフレンチマリーゴールドとなっています。
花言葉は、絶望、嫉妬、悲しみ、逆境を乗り越えて生きるなどで、
世界を駆け巡ったマリーゴールドの運命を表しているようです。
また黄色には健康、
橙には予言もあります。
6か月の長く咲くマリーゴールドらしいですね。
黄色のマリーゴールドは、メキシコで卵の黄身の色付けにも使われます。
葉には独特の刺激種があり、
メキシコでは墓所や祭壇を飾る花として利用されています。
明るい色が好きな陽気な国らしいですね。
悲しいとき、落ち込んだ時は、マリゴールドを見て、
情熱で逆境を乗り越えて生きよう。ですね。
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