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リテピ花写066 ヤマボウシ 空に向かって飛んでいけ 友情をはぐくみ

初夏になると咲き始めるヤマボウシ。
漢字で書くと山法師。
真ん中の丸い頭状のものが小さな花の塊で、
花びらに見える白いのは葉が変化した総苞片なんですね。

丸坊主を比叡山延暦寺の法師、
白い総苞片を頭巾に見立てて山法師と名付けられました。

空に飛び立とうとするヤマボウシ

名前はヤマボウシですが、心地よい初夏にヤマボウシを見ると、
気持ちよく空に飛んでいこうとしている仲良し群団に見えます。
風に揺れるさまは、まさに飛び立とうとしているようです。

ヤマボウシの花言葉は、友情なので、
青空に白い蝶のように群れて、
一斉に助け合いながら飛び交う姿を想像するだけで楽しくなります。
本当に飛ばないかな。

原産地は、日本、朝鮮、中国で、アジア原産。
一足早く4~5月に咲くよく似たハナミズキは、北米原産で、1912年にワシントンD.C.に贈ったサクラの返礼として贈られてきました。
それでハナミズキは、アメリカヤマボウシとも呼ばれています。

空に向かうヤマボウシ

ヤマボウシは若葉や実が食べることができます。
ハナミズキは実に毒があるので要注意です。
総苞片もヤマボウシは尖っていて、
ハナミズキはくぼみがあり、丸まってきますね。

面白いですね。
アメリカとアジアで同じような木が育っていて、ちょっと性格が違う。
まるで人間と同じですね。
見かけは同じ人間ですが、その作りがちょっと違い、
考え方もちょっと違う。

でも、皆仲良く生きるこの地球。
ダイバーシティ万歳と言いたいところですが、
戦争や紛争って誰のためのものなんでしょう。

ヤマボウシよ、
空に飛び、地球上各地に広がり、
友情を育め!

ヤマボウシは一面に咲き、華やかさを演出しています。小さな木では全体がヤマボウシの花に埋め尽くされ、木全体が真っ白な花盛りのものも見かけます。


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