桜の名所、夏の背割提はどうなの?
日本にたくさんある桜の名所。
中でも、全国4位、京都1位といえば、
そうご存じ、京都府八幡市の背割提ですね。
桜の名所ですから、当然、人気のシーズンは春。
大変な人出です。
では、夏はどんな状況?
気になりませんか?
暑い中、背割提までポタリングしてきました。
日本3大八幡宮の1つ石清水八幡宮のふもと、
木津川と宇治川が合流するところに背割提があります。
背割提とは、流れの異なる2つの河川の合流を
なめらかにするために河川の間に設けられる堤防のことなんです。
木津川と宇治川、そして桂川が合流して淀川となり、
大阪湾へゆったりと流れていきます。
その淀川の河川敷が、淀川サイクリングロード。
自動車も走らず、道幅があり、坂も少なく、
初心者にもうれしいサイクリングコースです。
ただ、土手の登りは、ちょっときついかも。
桂川を遡れば、嵐山、木津川を遡れば、奈良へつながります。
背割提には、1.4Kmにわたって桜の並木が続き、
春には樹齢を感じさせる大きな桜の木のトンネルが
見事で、圧倒されます。
で、夏はどうなのか?
もちろん、桜は咲いていません。
ただ、緑の葉を付けた桜の巨木が連なっているだけです。
ところが、すごくいいんですね。
土手の上には、
暑い日差しをさえぎる桜並木の間を
石畳の小道がずっと続いています。
心地よいそよ風が吹き続き、暑さを感じません。
南側には、木津川が流れ、
その向こうには男山の石清水八幡宮が見えます。
北側には、宇治川が流れ、
作業船か運搬船かの船が行き交っています。
時々新幹線もゴーっと走っています。
東海道新幹線が近いんですね。
先端まで歩くと、
これが結構あるのです。
1.4㎞ですから、普通に歩いても20分以上かかります。
まして風景を味わいながら歩くともっとかかります。
やっと先端に付きました。
ここで一休みです。
また同じ距離を歩いて帰るのですから、
ここでお茶にしたり、食事をしたりします。
土手を降りて、振り返ると大きな桜並木が続いています。
春には満開の桜が、青空に映えて感嘆する風景となるのです。
桜の名所、背割提、夏もなかなかいい。
人も少なく、ゆったりした時間を過ごせます。
さて、入り口まで戻り、
暑い日差しの中をまたポタリングです。
いっときの涼風に感謝しながら。