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効きそう 漢方の風味「八宝養生茶」
ひと月以上、書いていませんでした、note。感覚的には、もっと長く離れていたような気がします。忙中ちょこっと閑あり。謎が解けた「八宝茶」について。
入手したのは昨年秋ですが、寒くなり始めた12月に淹れてみました。
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八宝茶の素材の組み合わせはお店によって様々なようです。八以上の材料が入っているかもしれません。初めて飲んだのは、中国茶の先生のお教室だったと思いますが、かなり昔なので記憶があいまいで、八宝茶についてお話を伺っただけかもしれません。
いずれにしても、記憶に残る八宝茶の風味と今回の八宝茶は全く異なりました。前者は「お茶」として美味しかった一方で、後者は「お薬」として、漢方の香りが『効きそう!』な別ものでした。
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八宝は、「菊花、大麦、薄荷、クコの実、茉莉花、梔子、淡竹葉、氷砂糖」となっています。淡竹葉とは、漢方の一種で、風邪薬として使われるのだとか。
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お味は、甘く、香ばしい燻製のような香りがします。すべての材料が混じりあっているのでしょう、それぞれの風味、例えば、お茶として単体でも成り立つ菊花や薄荷の香りはしません。大麦や淡竹葉といった、お茶ではない素材の味を感じて、未知との遭遇のような、これまでの経験からの引き出しには入っていなくて、照合できないような、不思議な味わいでした。
素材の一つ、「大麦」ですが、よく見ると、ラベルには、「大妻」と印刷されていました。たぶん、大麦の間違いではないかと思ったものの、『もしかしたら、漢方にそんな名前のものがあるのかも?』と検索してみました。出てくるのは、某大学関連の情報ばかり・・・。お店にメールで問い合わせ、やはり、「大麦」の間違いだとわかった次第です。
名前に「養生」とついているくらいだから、お茶というより、漢方薬としてお試しあれ。
そうそう。ティーチャートレーニングでシンガポールに通っていた頃、あるお茶屋さんで「八宝茶ある?」と聞いたら、「中華街に行って。うちはお茶屋だから」と返されました。やっぱりお茶じゃないのね。
Thank you for reading!