天路歴程(現代語訳)
大正2年に出版された天路歴程(訳:松本雲舟)の導入部分を
現代語訳してみました。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/943456
私がこの世の荒野を歩いて行った時に、ある洞穴の側に休んで、
そこに横になって、眠った。
眠ると、一つの夢を見た。
夢の中で、見ていると、ぼろを着た一人の男がある場所に立っていた。
自分の家から顔を背けて、手には一冊の書物を持ち、
背中には大きな荷物を背負っている。
見ていると、彼はその書物を開けて、中を読んだ