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NeoRoidHub for UnityでNeoRoidをVRChatに持って行く
2020年12月1日、ついにNeoRoidHub for Unityがリリースされました! これはNeosVRの中にあるNeoRoidクリエーターで作ったNeoRoid(ネオロイド)を、Unityにすぐに持って行くことができるツールです。そこからVRChatやclusterで使えるアバターとして導入することができます。
手順の概要
まず、NeosVRに入り、NeoRoidクリエーターでNeoRoidを作ります。そしてNeoRoidHubを使って、作ったアバターをアップロードしておきます。
UnityにNeoRoidHub for Unityを導入して、先ほどのアバターを取り込みます。
少し調整して、VRC_AvatarDesctiptorを設定すれば、もう出来上がりです!
下記のTwitterの記事を見ればもう、すぐにもできると思います。ここでは少し解説をします。
https://twitter.com/mikan3134/status/1333712445911814149
NeosVRでの作業
NeosVRにログインして、NeoRoidで検索するとNeoRoidクリエーターのワールドを探すことができます。そこで自分のNeoRoidを作りましょう。
私の場合には、もふやんさんが作ってくれた以前のNeoRoidがあったので、それを元に作りました。スポイドがあるので元のアバターの色をすぐに取り込んで作ることができて便利でした。
そして、NeoRoidクリエーターにあるアップロードを使って、NeoRoidHubにアップロードします。一度、インベントリに保存して、シンクを待って、再びスポーンさせるとアップロードできます。左隣にあるNeoRoidHubで自分のNeoRoidがアップロードされているか確かめてみましょう。
これでNeosVRでの作業は終わりです。
Unityでの作業
boothにて無料でNeoRoidHub for Unityは公開されています。また説明もあるので、ほとんど問題ないと思います。
まず、NeoRoidHub for UnityのUnitypackageを上のboothからダウンロードします。
次に、Unityで新しいプロジェクトを作成します。(Unity2018.4.20f1推奨)
Asset→Import Package→Custom PackageからNeoRoidHub for UnityのUnitypackageをインポートします。
AvatarToolフォルダの中にある「NeoRoidHub」のシーンを開いてNeoRoidAvatarというオブジェクトを選択します。
そしてInspectorにあるReloadボタンをクリックすると、さきほどNeoRoidHubにアップロードしたNeoRoidが表示されます。他の方が作られたアバターも見ることができます。
インポートしたいNeoRoidのGenerateボタンをクリックします。
これにより、新しいオブジェクトとしてNeoRoidがインポートされます。
私の場合には、アバターの大きさが150cmほどと大きかったので、小さくしました。オレンジさんに教えてもらった方法では、次のようにしてアバターの背を小さくすることができます。
1. Armatureのスケールを希望の高さになるまで小さくします。ここでは(50, 50, 50)と半分の大きさにしています。(全体の見た目が小さくなるが問題ありません)
2. ChestのスケールをArmatureを小さくした分だけ大きくします。ここでは100/50=2ですから、(2, 2, 2)としています。(1で小さくなった分が相殺さます)
これで大きさを調整することができます。
●VRChatで使用する場合
VRCSDKをインポートしてこのオブジェクトにVRC_AvatarDesctiptorを設定します。例によって、目の高さなどを調整します。
●Quest用アバターとしてVRChatで使用する場合
NeoRoidDataのMat欄で「NeoRoid_Quest」マテリアルを選択してからGenerateし、VRC_AvatarDesctiptorを設定します。
私は、VRChat/Mobile/Tool Litが好きなので、マテリアルのシェーダーをこれに切り替えることで、PC版とQuest版を一致させました。
あと、リボンやハートマークを導入したいので、fbxをNeosVRから取り込んで、アバターにつけます。
また、テクスチャファイルはもふやんさんが描いてくれたものが、ありましたので、以前取り込んだアバターから取り出して、ここで適応しました。
まとめ
こうしてVRChatに持って行ったアバターは上のようになります。カワイイでしょう!手の動きがとてもスムーズで、あの使いにくいVRChatのカメラがうまく使えます。
ぜひ、オリジナルのアバターを作りたいという理由だけで、NeosVRを使われてください。できたアバターはexcellent評価で軽量なので、大人数のイベントの時などとても重宝します。
謝辞
NeoRoidの生みの親の、もふやんさんとオレンジさんに感謝申し上げます。またアバターのサイズの変更について、すぐに教えてくれたオレンジさんに再び感謝です。
2020年12月3日
litalita