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私はいったい、何にお金を払っているのか ポケポケ最高!

待望のスマホアプリ『ポケモンカードポケット』(通称「ポケポケ」)が10月30日にリリースされた。

デジタル上でポケモンカードのコレクションを楽しむことをコンセプトに開発され、集めたカードを使って対戦もできる機能が搭載されている。
収録されているカードは、レアな絵柄違いも含めて約300種類。
1日に2回までパックを開封でき、1パックには5枚のカードが入っているので、無課金でも1日10枚のカードが手に入る仕組みだ。
さらに、他のユーザーが引いたパックの中身からランダムに1枚をもらえる「ゲットチャレンジ」というユニークな機能もある。

ただし、レアカードをゲットするには一定の時間を待つ必要があることもあって、無課金で1日に手に入るカードはだいたい10~12枚程度。
※ちなみに、バトルで稼いだポイントなどを使って追加でパックを引くこともできるので、実際には1日あたりに手に入るカードはもう少し多くなる場合もある。

ただ、カードがある程度集まってくると、すでに持っているカードがダブることが増える。
300種類をコンプリートするのはやはり簡単ではない。

10月30日のリリース日から遊び始め、最初はパックを開けるたびに新しいカードが出てきて、いろんなポケモンのカードを手に入れるワクワク感がすごかった。
でも、次第に思うようにカードが集まらなくなってきた。
ここ最近は、日付が変わって新しいパックを開封しても、すでに持っているカードばかりが出てきて、正直テンションが下がる日々が続いている。

アプリ内には約300種類のカードのうち、絵柄違いを除く226種類が「図鑑リスト」として表示される機能があって、持っていないカードの部分は空欄で表示される。
この空欄がどうにも気になってしまうし、「埋めたい!」というコンプリート欲を刺激してくる。
結局、このモヤモヤを解消するために、課金することを検討し始めた。

とはいえ、スマホアプリへの課金は自分にとってなかなかのハードル。
これまでスマホゲームで課金したことはほとんどなく、数回あるくらい。
その時も新しいステージを解放するタイプのものだった。
『パワプロ』『パズドラ』『黒猫のウィズ』といったスマホゲームもやりこんで遊んでいた時期があったのだが、無課金の範囲で十分楽しんできた。
「ガチャ」を目的とした課金には抵抗感を持っていた。

課金を避けていた理由は単純で、課金しても欲しいものが確実に手に入る保証がないこと。
そして、手に入らなかった場合、残るのはデジタルデータだけという虚しさがあるからだ。
「外れた時、いったい何にお金を払ったんだろう…」と感じるのが嫌だった。

でも、図鑑を埋めたい気持ちはどうしても消えない。
気づけば頭の中で 課金党 と 無課金党 が真剣なディベートを始めていた。
これまでの考えから 無課金党 が優勢かと思っていたその時、ふと「ポケポケ」の開発会社の名前が浮かんだ。
アプリを起動したときに表示される「株式会社ポケモン」「クリーチャーズ」「DeNA」のロゴ。
その中でも「DeNA」にピンときた。

そう、私はDeNAベイスターズのファンだった。
このアプリが儲かれば、DeNAの収益につながる。
それがベイスターズの球団運営の資金にもなる可能性が高い。
選手の年俸が上がったり、新しい選手を獲得したり、スタジアム運営がさらに良くなったりするかもしれない。
つまり、「ポケポケに課金することはベイスターズの未来に貢献することだ」という結論に至った。

課金党 のこの一言でディベートは終了。
結果として、自分は3200円の課金アイテム(サーナイトのコインなどがセットになったパック)を購入。

その課金の結果は言うまでもない。

・・・

結果は撃沈だった。
欲しいカードが全然手に入らなかった。
それでも後悔はない。
この3200円がベイスターズにつながると考えれば、不思議と気持ちは晴れやかだ。

目先の結果だけじゃなく、その先にある意義を考えることで、財布の紐も自然と緩むんだなと改めて思った。

※タイトルを一部変更しました。

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