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「〜すると良い」への対応

最近、多くの「〜すると良い」を詰め込みすぎていた。

知らない人とも積極的に会うと良い、1人の時間を大事にすると良い、毎日1つ新しいことに挑戦すると良い、いろいろな本を読むと良い、もやもやしたときは書くと良い、一心不乱に仕事に向き合うと良い、たかが仕事くらいの気持ちでいると良い。

多少の矛盾を無視しながら、あらゆる「〜すると良い」をインプットし続けていたら、メモリーエラーなのか処理エラーなのか知らないが、頭も身体もぼんやりして重苦しい気分でいることが多かった。まるで身体全体が拒否反応を起こしたようだ。

そんなとき、「真剣になれ。でも、深刻にはなるな。」という言葉に救われた。なんと絶妙な言葉だろうか。多くの人を救う気がした。英語ではどのように表現できるだろうか。両義を備えたseriousしか思いつかず、翻訳ツールに聴いてみた。「Be serious. But don't be serious.」という回答に思わず声を出して笑った。

近くの橋まで歩いた。橋の真ん中でAdoさんの「逆光」を歌った。高音も低音もまったく合わせることができない自分に笑った。

深刻ではなく真剣に生きていける気がした。


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