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「社会の歯車」という表現を変えたい

「社会の歯車」という表現は実に響きが悪い。マイナスのイメージが強すぎる。少なくとも、ポジティブな意味合いで受け取る人に出会ったことがない。誰もが「社会の歯車にはなりたくない」ように感じる。

一方で、誰もが「人間は一人では生きていけない」と思っている。モノとサービスが世界中で行き交う現代では、この考えを否定することは難しい。

そして、「人間は一人では生きていけない」と「社会の歯車」は同義だと思う。一人一人が世界を創り上げている。もちろん、世界を創り上げているのは人間だけではない。このように考えると、「社会の歯車」になることがどうしてマイナスなイメージを持っているのかわからなくなる。「歯車」という無機質で機械的な表現を使っていることが影響しているのかもしれない。

それなら「社会の一部」とか「一人一人が世界を創っている」とか、ポジティブな響きに言い換えていきたい。言葉の使い方ってめちゃ大事だと思う。

400字エッセイ書いています。

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