「聴く」には世界を変える力がある
こんにちは。リスナー&事務局のひろみです。
娘の通っていた幼稚園は手作りものが多く、それで入園を諦める人もいたので、卒園前になんとか変えたい、と裁縫の得意な在園・卒園ママたちの作品を購入できる仕組みを作ったときの想いや周囲の人たちとのあれこれを書いたものです。
卒園して約2年。
この仕組みは今でも継続していて、中にはスモック、リュックをたくさん作って、１～２ヶ月で１０万くらい稼ぐママもいます。
たまたま卒園ママが幼稚園の事務職に採用されたこともあり、在庫管理もばっちり。
残りが少なくなってくると協力ママたちのLINEグループによびかけし、余裕とやる気のあるママが作って補充し対価を受け取れるようになっています。
私が希望した「思いのある人たちに作られた、一人一人違う、温もりを感じられる手作りの物」を身につける幼稚園の伝統は守られ、忙しく、ハンドメイドが苦手なママは購入することができ、これが理由で入園を敬遠する、ということはぐっと減り、ハンドメイドが得意なママは喜ばれながらちょっとした収入を手にする。
まさに3者WinWinになったと思います。
そして、もはや、私は何もしていない。
この経験は、立場、考えの異なる人たちの中でも、丁寧にそれぞれの話を聴いていけば、みんなの望みを満たしながらいい着地点を見つけることができる、という私の自信、土台になっています。
また、「ここまで熱い気持ちを抱けないこと」に対しては、そこに費やす時間・エネルギーを想像し、疑問を持ちながらも、今はそっと手放す選択をする基準になることもあります。
「聴く」って、自分にとって心地よい世界を築いていくこと。
時には、それまでの「当たり前」を変える力を持つこと。
世界を変えることにも繋がること。
まずは身近なところから。
少しずつその範囲は広げていける―。
(2022年2月2日の記事より)
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