3.11の記憶
生きる力を育む☆子どもの話を聴くコツ講座、講師のまさみです。
3.11から10年が経ちました。被災された皆様にリスママ一同、心よりお見舞いとお悔やみを申し上げます。
私の暮らす町では2時46分にサイレンがなり、黙祷をささげました。
10年前、私は東京で暮らしていました。
強い揺れの後、繰り返し流れる報道をただ茫然と見続けていました。電車が止まり、夫は2時間歩いて帰宅したことも記憶しています。
震災後、計画停電の影響などもあって、店頭から水が消えました。
私はまだお母さんではなかったのですが、忘れられない記憶の一つに、ベビーカーを押しながら、自動販売機をひとつひとつ回ってお水を探しているお母さんの姿があります。
売り切れランプを確認して、肩を落として次の自販機にベビーカーを押していくその後ろ姿に、何もできない自分の無力さと、やるせなさを感じていたことを今でも覚えています。
リスママが発足したのも、3.11の東日本大震災がきっかけになっています。
小さな子を連れて外出することを難しく感じたり、電車が止まってしまうことが心配で出かけられないなど「話す場」が必要なお母さんたちがそこに出向くことができない。だったらオンラインで始めたらどうだろう。
という代表講師の高橋ライチがたった一人で始めた活動でした。
みんな大変だから みんな同じだから 私より大変な人がいるから
と押し込めていた気持ちも、リスママのおはなしデーでは誰にも遠慮なく話せます。
昔のことだから、今さら話しても…と一人きりで抱えずに、湧いてきた思いをそのまま置いていける場所としてどうぞご利用くださいね。
(2021年3月11日の記事より)
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