見出し画像

こんなに痛いのかよっと怒りに満ちた陣痛の末の「ほんとに人間入ってたー!!」

研修生です。私の喜怒哀楽出産ドラマ。誰かの何かにお役に立てれば幸いです。これまで、出産回数は2回(もう増えないと思います)。初回は2013年春。そうか、もう8年も経つのか…。早い、早い、早いなあ…。今、ブログを書こうとしたら、出産前後のいろいろなシーンが次から次へと湧き出るように思い出され、なんだか涙が出てきました。
【生まれた瞬間に思ったこと】
①ほんとに私のお腹に、人間入ってたー!!!
②お父さん生んじゃった?!?!

===========

「ウソだろ、陣痛ってこんなに痛いのかよ!どうなってんの?!まだかよ!?おいっ!おいっ!」そんな、なんだかうっすら怒りに満ちた私の陣痛・分娩時間は、最後の一踏ん張りをもって突然終了。「おめでとうございまーす!!」スタッフ皆さんの声が聞こえた瞬間、真っ赤でぐっちゃぐちゃな顔した長男が突然、私の目の前に。「えー!!私のお腹の中、ほんとに『人間』が入ってた!入ってたんだ!!」と、瞬間的に思いました。今思えば「何じゃその感想」って感じですが、初めての妊娠だったし、私のお腹に赤ちゃんが住んでることは頭では分かってましたが、強い胎動を感じようがエコーを見ようが何しようが実感が湧いていなかったんだと思います。だって実物見てないし!(笑)私のお腹の中に赤ちゃん。もしかしたら、結婚直前までずっと実家でぬくぬくと育ってきた私にとっては、自分が誰かの母になるということは、あまりに別世界の話だったのかもしれません。ずっと両親と住んでいて、私はずっと子供だったのかな。

それから、生んだ直後に思ったことがもう1つ。いや、ちょっと言いづらいんですが、なんだか顔が、私の父に似ていてですね…。瞬間的に「お、おとーさん!」と思い、その後、正直びみょー・・・な気持ちになりましたよ。
「お父さん生んじゃったのかい、笑!」伝わりますでしょうか、このびみょー・・・な気持ち。「私の産道を、おとーさんが…?!……うひゃっ!」みたいな(笑)。(いや、でもここだけの話、「義父にそっくり!義父生んじゃった?!?!」みたいな状況よりは相当良いように思います、笑。該当される方いらして気を悪くされたら申し訳ありません)

その後、ギャースカと泣く長男の声を何となく耳にしつつベッドで休む私の横で「うわーげんきー!」「かわいいー!」「頭おっきいわー!!ほんとだー!きゃー!(えっ…?)」と楽しそうに沐浴や測定をして下さる看護師さん達の声を聞きながらわたし、生んだんだー…、母になったのか…と、何とも言えない、喜びや幸せとはちょっと違う、なんだろう…大丈夫なのかという不安、信じられないというふわふわした感じ、元気そうな長男への安堵の気持ち…なんとも言えない、ほんとうに何とも言えない複雑な気持ちで過ごしたことを今、じんわりを思い出しました。

その後、会陰の縫合で「なんだよ!オイ!こんなに痛いのかよ!聞いてないよ!長いよ!まだかよ!」と再び怒りに満ちる私でありました。

…というわけで、手の赴くままにブログを書いてみました。8年経つと、こんなシーンをピックアップするものなんだなと自分では意外に思います。当時は、辛くて痛くて不安で、怒りで、出産直後に「出産は、今回をもちまして引退!2度としません!」と夫に宣言した程なんだか大変だったんですが、いつの間にかこうなってる。今回、書いてない部分にも、山程の出来事や山程の気持ちの動き、山程のエピソードが本当はある。なんだか不思議な気分です。次男についての話も、また日を改めて聞いていただければ幸いです。(こちらはヘビーです……)
(2021年7月12日の記事より)


おはなしDAYのご予約は

■こちらのカレンダーからどうぞ。
https://coubic.com/lis-mom/services


■NPO法人リスニングママ・プロジェクトHP
https://lis-mom.jimdofree.com/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?