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リセの社内勉強会について

「争いのない『滑らかな』企業活動の実現」

皆様ごきげんよう。採用担当の吹出です。
これまでカジュアル面談や面接で候補者様からよくいただく質問「法律の知識はないけど、入社後に会社として勉強できる機会はあるのでしょうか?」に関しての話です。
今回はそんなご質問にぴったりの、弊社の活動についてご紹介したいと思います!

Q.社内で法律を学ぶ勉強会はありますか?

あります!

今年の7月から法務知財メンバーが「ほうむ寺子屋」という名前で開始した取り組みがあります。
今回は担当2名からお話を伺いましたので、ぜひ続きも読んでください!!

中塚正記
東京大学大学院法学政治学研究科法曹養成専攻を修了、2016年司法試験合格。2年間都内法律事務所に勤務後、2020年に入社。現在は英文契約書のコンテンツ開発業務に並行して法務担当として勤務中

鬼鞍信太郎
東京大学大学院新領域創成科学研究科修士課程修了。新卒で某大手ITコンサル会社に入社しシステムエンジニアとして勤務。2013年都内某特許事務所に入所、2020年弁理士登録後医療系SaaSベンチャーに入社。2024年3月株式会社リセに入社。現在はリセの知財担当として勤務中。

吹出
まずは、リセに入社した背景を教えてください!

鬼鞍
前職では医療系SaaSベンチャー企業で知財部の立上げから携わっていましたが、企業規模の拡大に伴って、コーポレートガバナンスや組織体制を整えることに時間を費やすことが多くなる一方で、もう少し経営者や開発現場、セールス現場の人たちの近いところで事業に直接的に貢献できる知財活動をしたいと思うようになりました。そんな中でリセのことを紹介してもらう機会があり、代表の藤田と話していくうちに、経営陣との距離の近さや社長自らがアイディアを出している所に関心を持ちリセに入社しました。

中塚
司法試験合格後、個人のお客様の案件を中心とした法律事務所にて、弁護士としてキャリアをスタートしました。
業務に取り組んでいく中で、自分の特技を弁護士業務の中で活かしていきたいという思いが出てきたんです。このような思いから、元々好きだった「英語」と法律を掛け合わせた業務に携われる仕事を探していく中で、リセと出会い、入社いたしました。

吹出
そもそもの話ですが、お二人ともどういった背景で弁理士や弁護士を目指されたのですか??

鬼鞍
大学時代は理系学部で、新卒で入社した会社ではシステムエンジニアだったので、法務や知財に関することは一度も学んだことがありませんでした。新卒で入社した会社では、実際のコーディングは外注していてプロジェクトをマネジメントする業務に時間を割くことが多かったので、もっと自分の手を動かして何かを作ったり会社の外に出ても役にたつ知識やスキルを身に付けたいと思うようになりました。

そんな時に、たまたま本屋で手に取った弁理士の本を立ち読みしたらものすごく面白くて、その勢いで弁理士を目指しちゃいました。その後すぐに未経験でも飛び込める特許事務所を探して入所し、弁理士の資格を取得しました。

中塚
私は元々英語が好きで東京外国語大学に入学し、在学中に様々な国の文化などを学び、将来も国際的な仕事に携わりたい、と思っていました。ただ、就職活動をしていた時に、弁護士を目指していた友人から「(中塚の性格なら)目に見えない多くの人を助けることよりも目の前で困っている人を助ける方が性格上向いていると思うよ」といわれ、その言葉が、すごくしっくりきたんです。これをきっかけに法科大学院に進学し、弁護士の資格を取得しました。

吹出
そんな背景のお二人ですが、今回「ほうむ寺子屋」を開講した背景を教えてください!

鬼鞍
元々法務担当の中塚さんとチームを組んだ時にそれぞれの得意分野があるので、そのナレッジを共有して「どちらか不在になっても対応できるような法務知財部門を立ち上げていこう」ってところからスタートしました。

中塚
そうですね。私が鬼鞍さんへ法務に関することを、鬼鞍さんが私に知財に関することを共有する勉強会という形式から始まりました。

鬼鞍
そんなふうにナレッジ共有をしていくうちに、「これを自分たちだけに留めておくのはもったいないな」と考えるようになりました。
現在リセのメンバーは日に日に増えてきているので、せっかくなら法務知財の専門家である我々が、入社時には法務の知識がなくても勉強会を通して知識がつけられるようにするといいんじゃないかって考えになったんですよね。
加えて代表の藤田が、「会社に貢献する事も大事だが本人にとってキャリア形成につながることをしていきたい」と言っていて、この活動はひょっとするとスタートアップ企業だからこその色々な可能性を無限に探求できる良い事例になるのでは、と思いました。
それで日々の業務に役立つことにとどまらず、それこそ人生の役に立ててもらえたらいいと思い、今年の7月から全社的な活動として開始することにしました。

中塚
補足でいうと、昔はセールスチームのメンバーが、自主的に勉強会を開いていました。
ただ、最近では、本業であるセールス活動に加えて勉強会を自分たちで準備して行っていくことの負担も少なくなく、取り組みたくても実際には難しい、という声もあがっていました。
だからこそ、今回我々でやってみようと思って始めました。

鬼鞍
最後に、法務や知財の担当者がコンプライアンスなどの研修はすれども、プロダクトサイドに寄り添った勉強会を開くことって普通はないんじゃないか、とも感じています。だからこそ、リセのメンバーが興味を持ちそうなことや生活に根付いた所をとっかかりとして、法務や知財の観点で話をすることで、法務知財の知識を深める場にできたらと思っています。

吹出
実際に7月から開催されてきましたが、どんな内容を発信しているか教えてください!

鬼鞍
だいたい隔週で開催して、毎回、法務と知財のパートに分けてやっています。

中塚
枠としては1時間で設定していますが、それぞれ25分の持ち時間でやっています。
私のパートは、法律の基本的な考え方だったり、商談に出てくる法律用語の意味を、分かりやすくイメージしてみる、など、日々メンバーの方々と話をしていく中からネタを探して話しています。

鬼鞍
僕のパートは、そもそも知財って何?という方がほとんどなので、知財の基礎や本質的なことを伝えています。「業務とあまり関係なさそう」と思われるかもしれないけれど、自身の生活に置き換えて考えると、意外と密接に関係があることがわかるんですよ。
だからこそイメージしやすいように、東京五輪で話題にあがったロゴの話や、普段私生活の中で見ている物や体験を通して知財の話をお伝えするようにしています。
「ほうむ寺子屋」で心掛けていることは「面白い・役に立つ・わかりやすい」です。これが大事

中塚
(笑)
確かに、今、鬼鞍さんが言われた「面白い・役に立つ・わかりやすい」これってすごい大事なことだと思っていまして、ただ我々が講義して終わりって全然面白くないし話の内容もそんなに入ってこないと思うので、「主体性をもって考える場」を心がけています。

鬼鞍
あとAIの会社だから生成AIに関する話もしていますね。

中塚
この「ほうむ寺子屋」の一番の肝は、実は「勉強後の時間」です。
リセのMissionは「争いのない『滑らかな』企業活動の実現」ということで、社内でも人間関係を滑らかにしていくべく、「エンゲージメントカード」というカードをつかって自分自身の価値観を知り、参加メンバー同士で共有する、というカードゲームをしています。
同じ部署であればよく話すと思うのですが、他部署になると基本仕事の話が中心になったり、人によっては業務上の接点がなかったりすると思うので、お互いを知るためにやっています。
参加者も様々な部署の方がいらっしゃるので、結構にぎわっています(笑)

吹出
初回から会議室が埋まってオンラインでもかなりの方が参加していましたね!
私も参加しようにも会議室に入れなかったので、オンラインで聞いていました(笑)
最後に、開講して2か月と順調に走り出していますが、今後どのようにしていきたいか目標がありましたら教えてください!!

鬼鞍
最終目標としては「社員全員プロフェッショナルな法務」です(笑)。
僕が入社した時点に感じたのは、リセは、弁護士以外のメンバーも法務リテラシーはかなり高いな、ということです。
それは扱っているプロダクトがリーガルテックだから当たり前という側面もあるかもしれませんが、実生活にもいろんな場面で法や知財に関するものに触れるので、もっと柔軟に養っていければなと思っています。
あと、今後は「寺子屋ライト」というものもやっていこうと思っています。
始まりはあくまで法務知財に関するナレッジの共有でしたが、社内の色々なメンバーが備えているライフハックを共有できる場に拡張していきたいと思い、月に1回の頻度で始める予定です。

中塚
やっぱりこれも社内の人間関係を円滑に進めるための施策になります。
ここ1年で本当に多くの方が入社したことに伴って、他部署の人だと、顔と名前が一致しないことがでてきていると感じています。「ほうむ寺子屋」をきっかけに、それぞれの社員がお互いのことを知ってもらえたら嬉しいなと思います。

まとめ

今回はカジュアル面談や面接を通して多くの方から頂いた質問に関して投稿しました。
「ほうむ寺子屋」はリセのメンバーであれば誰でも参加可能ですので、入社した際にはぜひ奮ってご参加下さい!!
また、今回ご紹介した鬼鞍と中塚が今後不定期でありますが、コラムを投稿する予定なので、ぜひそちらもご拝読頂けますと幸いです!!

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