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カラフルな包装紙に包まれた甘いキャンディーみたいな映画「グリース」 "Grease"

オープニングからエンディングまでスウィートでポップ。
カラフルな包装紙に包まれた甘いキャンディーみたいな映画。

監督はランダル・クレイザー

脚本は
ブロント・ウッダード
アラン・カー

原作は
ジム・ジェイコブス
ウォーレン・ケイシー
によって書かれたミュージカル

ついつい踊ってみたくなる(実際に私は小躍りしながら観た)

ストーリーは簡潔に言ってしまえば
男と女のすれ違いを永遠に引き延ばしているのだが
恋はすれ違いと言いますからね。
まったくこの通りだと思ってしまう。

私はなぜこの時代に生まれてこなかったのだと、思うくらい胸キュンが詰まった映画です。
この映画に出会えてよかったと心から思う。

タータン・チェックと革ジャンを纏いたい。
コンバースのオールスターが履きたい。
ミニクーパーを走らせたい。
免許はないけれど。

70sを代表する歌って踊れる役者はもちろんこの男、
ジョン・トラヴォルタ

かっこいいですね。
サタデー・ナイト・フィーバーも大好きですが、本当に美しい優雅なダンスを魅せてくれます。
あと少し間抜けな役が似合って愛らしい。

ヒロインのサンディにはオリビア・ニュートン=ジョン
あまりにも美しい歌声で完全に引き込まれてしまい、しばらくあほズラで画面を眺めるハメになった。

いやぁ。ミュージカルって本当にすごいですよね。ランダムとブロントとジムとウォーレンは完全にイカれてるよ。

しかしながらミュージカルでは再現できない、例えばカーアクションのシーンなどはお金もかかれば命もかかる。

背景や道具の余念のなさがすごい。
ずっとずっと美しく華やかでかっこいいのです。

なんといっても役者の方々の歌とダンスが素晴らしい。
やはり素晴らしい役者があってこそのミュージカル
沢山の人達で創作した夢と愛と情熱がたくさん詰まっている。
そんなバックグラウンドを勝手に想像して涙が込み上げてきてしまう。(why?)

そしてオチがなんとも可笑しくチャーミングで私は完全にノックアウトです。
キュン死です。

台詞はクサいと言ってしまえばそれまでだけれど、私はこの時代の美しい語彙のチョイスが好きだ。

最後に超個人的に笑った好きな台詞をご紹介させてください。

「優しかったのに」と実際には照れ隠しだが、昔と変わってしまったダニーに幻滅し、落ち込むサンディに親友がかける一言

「サンディ、男なんてネズミよ」(は?)
「いいえ、ネズミにたかるノミだわ」(え?)
「そのノミにたかるアメーバよ」(はいぃ?)
「下等よ、犬だって相手にしないわ」(犬にも失礼だし!)

もう親友を励ますために、訳わからなくなっちゃっています。
こんなマトリョーシカみたいな台詞、どうやったら思いつくんですか。
私もフラれた友達を励ますためにこの台詞を大切に胸に秘めておきますね。

アディオス。


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