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わたしの知ってる「カポエイラ初心者が困るポイント」

2年と8ヶ月目とかになってきて、気分的にはまだ初心者なのに、カポエイラ初心者とは言えなくなってきた若林です。「初心者なんで」とか言うともう先生に怒られると思います。

最初の頃全く意味がわからず、「これってなんなん??」と思うことが満載だったわけですが、最近になって「なんだよ、書いときゃいいんじゃねーか?」と思うようになりました。

ということで、わたしがカポエイラを始めてからしばらくの間、右往左往して、後になって「こんなん、知ってれば済む話じゃん」と思ったことをつらつらと書き起こしておこうと思います。

もちろん、グループごとに違う部分が多々あると思います。私の所属するところはこうだったという話ではありますが。

これからカポエイラを始めたい人のために! 

「とんでもないところに来ちゃった」とか思わないために!

「だってお父さん、アレでできるようになると思う?」って言ってお子さんがすぐに辞めないように!

そっかー! そんなもんか! と、読んで安心?いや、納得?していただけたら幸いです。

1.練習は、初心者でもあんまり内容は変わらん。

入った初日からみんなと同じことやらされました。かなり面食らいました。あなたが行った先が、「超初心者クラス」とかじゃなければ多分そうなるはず。

ストレッチや、アップと呼ばれる動きを行なって体を温めていきます……が、アップっつったって、そこで壁なし逆立ちやるからね。もちろん最初は床を押して片足を振り上げるくらいからですが、横を向くとひょいひょい逆立ちで歩く人々の群れが見えたりしますが気にしません。

できてもできなくても、同じことをするところから。話はそこから始まっちゃうのです。これは後から習い始めたブラジリアン柔術でも同じだったので、ブラジルってそんなもんなのかしら?と思いました。


2.どの方向に回転して進むんだかわからん。

左右に移動しながら蹴っていくことが多いのですが、最初はどっちへ蹴るんだかわかりません。なので、誰かと向かいあわせになって練習していて、逆方向へ蹴ってしまうことがしばしばありました。

後になってから知ったんですが、原則、左に移動する時は左、右に移動する時は右方向へ蹴るんだそーな。


3.gingaし始める足は右なの左なのかわからん.

これはいまだにやらかすところで、向かい合わせになって蹴りの練習をする際、同じタイミングで蹴り出すので、gingaをどっち足から始めるかを合わせないとダメなんですよね。踏み込み足が揃わなくなるから。

先輩方はなんとなく合わせられるようになってるんですが、今でもよくわかってません。

んで、これ、質問したことがあるのですが、「どっちから始めても構いません」と言われ。ということは、最初にもうしあわせないとgingaが揃わないんじゃないのか??……と思ってるのですが、なんか周りは普通に揃えられてるので、慣れの問題なんでしょうねこれ。

なので、合わなくても気にしない。気にしない。全然気にしない。


4.そもそもその動きなんなん?わかんないんだけど。

やったことがない動きなので、見えません。初心者にとってカポエイラの動き全部が初見殺し(初めて見る技なので対応できず相手が喰らうのを狙う技をそう言います。二度目は効かねえから初見殺し。)です。

「見よう見まねでやってみてください」と言われますが、できるわけがねえ。右も左も上も下もわからないことがしばしば起こります。

ですが、始めたばっかりだからわかんなくて当然。しかも、2年8ヶ月経ってもわかんねえよってのが山ほどあります。大丈夫。……いや、大丈夫なんかね私。


5.全然知らない歌なので歌えない

練習の最後あたりで、みんなで輪(ホーダ)になって手拍子をしながら歌って楽器を演奏しつつ、その輪の中で模擬戦(ジョーゴ)みたいなのが行われます。これが、ホーダです。

んで、ホーダでジョーゴする場合、歌を歌うんですな。これが、全然知らない曲ばっかりをずっとみんなが歌い続けて、わたしだけが全く歌えないというのが何ヶ月も続くことになります。カポエイラの歌ってものすごい曲数があり、しかも、その日に楽器を持ってる人の得意な歌や、その時になんとなく流行ってる歌なんてのもあるようで。歌われる歌は日によって違うんですな。

しかも、レッスンでやる曲というのは、新しく教わる歌というやつなので、頻出する歌はみんなが既に知っている歌。なので、新参者は自分で学習しないとならんのです。

そして歌は、ポルトガル語です。聞き取れないので、ググることもできず、あの歌はなんですか?と先生に聞くにも歌詞はわからねえ、音程はとれねえでえらいことに。

んで、「歌を覚えたいのですが」と言ったら、歌本を貸していただけたのですが、意外とみんなが歌っているものが抜け落ちていたりして。当たり前に歌っているものだから、当たり前すぎて歌詞カードにもなかったりするというやつです。

これは、ホーダを録音して、一個ずつ先生に聞くことで解決していきました。

少しでも歌詞がわかれば、 http://www.capoeira-music.net/all-capoeira-songs/ ここで検索して動画を探し当てたりもしていました。

歌い方も団体ごと、人ごとに違ったりするので、動画の歌い方が正解であるわけでもなくてですな。全く別物の曲になるのでなければ、歌い方は自由、らしいので。いいんだ調子っぱずれでも。ヘタッピでも。間違っても。


6.ホーダ、って、どうするのこれ!?

私個人の経験なのかもしれんのですが、行った初日からホーダに放り込まれました。もう全然わからん。一応、お作法を最初に教わるんですが。もう既にジョーゴ始まってて、自分がホーダ入る時にね……その場でね教わるんだけどね。

続きます

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若林理砂
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