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産後日記

臨月で出産間近という状況で、コロナ自粛休業直前に最後のレッスンを受けてくださった方がいる。普段バリバリお仕事されていて、現在産休中。
どうしても産んだらしばらく来れないし来たかった、と言って貸切状態でたまねぎそぼろレッスン受けてくださった。

同い年の彼女に、私は、10年前に書いた産後日記をお貸しした。

中身そんなにはっきり覚えていないんだけれど、(自分で読み返すのも恥ずかしいし)とにかく私の短い39年の人生の中で一番のターニングポイントというか、濃厚体験というか、『辛い感情と乗り越えた喜びがセットになっているもの』が『出産→仕事復帰』なので、産後の不安を抱えているキャリアのある彼女に読んでもらってきっと役に立つと思って、貸した。

いま見ると、狂ってるなと思うくらい(笑)1日におしっこうんち授乳をした記録とその日の感情を細かく書いている。

産んだその日から、しっかり育てなきゃ!とものすごいプレッシャーだった。優秀な京大卒の旦那の遺伝子を、男の子としてせっかく産めたんだから私がしっかりしなきゃ、と。

厚さ6センチの育児書を病室に持ち込んで、息子が寝るたびページをめくって再確認していた。私が手を抜けばダメな子になる。私が芽を摘んではいけない。

初回妊娠時、私は体重が4キロしか増えなかった。それなのに産後ストレスで暴食し、(おやつに食パン1斤たべてた)産後6キロ太った。あの頃の写真は思い出したくないし見たくない。
仕事復帰後、嘘みたいに元にもどった。メンタルがみるみるうちに落ち着いた。仕事を手にしてめちゃくちゃ強くなった。専業主婦でメンタル保てている人を心底尊敬した。
私には兼業母ちゃんが向いていた。

さてさて、前置きが長くなったけれど、日記を受け取ってくれた彼女から今日嬉しいメッセージが来たので載せておく。(了承済み)

産んだ人がえらい、とか、そんなことではなくて、なんか感じてもらえると思うので、単に嬉しいので載せておきます。ありがとう。

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