夢は違うカタチでも叶う
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テキスタイルデザインやりたいなーと夢見てた18歳。
精神的に不安定で制作に打ち込めなかった大学時代。
就活で、テキスタイルデザイナーの採用試験は2社受けて、落ちてしまった。(氷河期の2003年に就活4社しか受けてません😅なんてやつだ。)
中身もあまりわからず「繊維」って名前のついた会社のデザイン職枠、受けたら受かって10年そこで働いた。
手芸の会社だった。
ぬいぐるみなんて🧸可愛いなんて思ったことないし、私が作るのはイカツイゴルチェ調のトゲトゲしたアクセサリーだけだったし(当時スワロフスキーを使ったビーズアクセサリーが流行ってた)なんでおばあさん向けのチワワなんて作らなあかんねん!
こんなダサい仕事やらなきゃならないなんて、ほんまライスワークや。何やってるかなんて恥ずかしくて絶対言えへん。と、偉そうに思ってた。
35人ほどの小さな会社。
お茶汲み、電話番、ゴミ集め、荷物の集荷、受注伝票書く……色々やってた。やらされてると思ってた。
合間にミシン踏んで、絵を描いて、レシピ書き起こして。(入社した時はアナログで全部手描きで印刷会社に渡してた!)
嫌で嫌で嫌で嫌で仕方なかった。
なんでババアのフクロウ🦉なんて集めなあかんねん。なんでピンク色のちりめんばっかり集めなあかんねん。
なんでデザイナーで入ってるのに雑用ばっかりやらされてるねん。考えも途切れるわ。
文句ばっかり。
でもねぇ、10年いたら、すごい財産になったよ。
もちろん雑用ばっかりやってたわけではないので、商品化するのに原価計算したりするのも叩き込まれたし、どんなスピードで新作出すのかも身体に染み付いた。
出したい商品作って、値段つけて、販売してる。受注して集荷してヤマトのB2打ち込んで。あの時と同じことを自分一人でやってる。
自分のデザインした布ではないけれど、自分でセレクトしてきた布を製品化して出してる。
そのうち、自分で描いたのも製品化できるかもしれないし。何が起こるかわからない。楽しんでやっていれば夢は一つずつ叶うのだ。
最初のリンクだけれど、フィンレイソンとフェリシモのコラボらしいね。
Lisasの壁紙は、フィンレイソン。ダイニングのベージュのも、トイレの派手な青いのもフィンレイソン。
そして、フェリシモは、私フェリシモにOEMで手芸の手作りキット何個も出してた良い思い出しかない会社。懐かしいし、自分の故郷の会社でカタログ買って商品買ったことのある会社に自分のデザインしたものが掲載されて商品になったのは当時めちゃくちゃ嬉しかったから、社名聞くだけで嬉しい気持ちになる。
学生時代に挫折した夢も、20年後ちょっとずつ叶いつつあるのだ。
人生まだまだこれから。
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