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階段、舐めたらいけません(特に下りは要全神経集中 ※そこそこ長いよ)

外階段しかないアパートの3階に住み始めて2年と7ヶ月。だいぶ慣れて…慣れ…あのね、この慣れってぇヤツがクセモノなんですよ。ほんとにね、慣れちゃダメ。ダメと思ってたって慣れちゃうもんは慣れちゃうんだけど、日々、

「こんなの初めて💕」

って新鮮な気持ちで臨まないといけないのです。特に、わたしのような粗忽者は。

自分はそもそも怪我が多い。ぶつける、けつまづく、ひっかけるは日常茶飯事。たまに落ちたり飛んだり投げ出されたり。前科何犯だろ、20犯とか?令和の大泥棒やー。違う。わかってる。わかってるからこそ足場の悪い場所なんかではとても気をつけてる(つもり)。

ただね、いつも頭んなかでは思考が渦巻いていて、てことこは基本いつも気が散っているタイプ。なにかに気を取られて「心ここに在らず」状態なことも多い。さらに、なんかパッと思いついたら後先考えずにビャッと動いちゃうので、動作に勢いがつきすぎて、フツーなら軽傷で済むところがオオゴトになりがち。

だから他の人の何倍も気をつけなきゃいけないっていつも言ってるでしょ!

それなのにねえ、たすき掛けにしたカバンに手を突っ込んでガサガサしながら階段下りちまったんですよ。カバンが視界を塞いでるんです。不注意にもホドがある。そんで見事に階段を2段、すっ飛ばしまして、ぐにゃって落ちて尻餅ついた。まあ結構な衝撃くらったね。だって踏み外したってレベルじゃないもん、ストンって落ちたんだもん。おまけにゴミ袋まで持ってたから咄嗟に手を壁について体を支えるとかもできんかった。まあこれは後述しますが、結果的によかったのかもしれない。

で、しばしショックと痛みと後悔の念で身動きとれず、しかしやっちまったことは仕方ないと気を取り直し、そのままの態勢でいろんな箇所をそろそろと動かしてみる。とりあえず動かせないところはないって確認できた段階でようやく起き上がった。「骨はやめて、骨折だけは堪忍や」って祈りながら。ふうむ、骨はセーフっぽい。なんせ経験豊富だからね、ある程度の診断はできる。威張るとこじゃないね、ごめんなさい。

さて、痛みの感じから右足首捻挫は確定として、どこにも当たってないはずの右肩だの右上腕だのが直後から痛かったので、衝撃で首とか背骨もどうにかなったなと理解した。これね、気をつけないといけないの。前回、脚立から派手に落下したとき、足指の骨を折ったのに気を取られて、実は肩を激しく打ったことを認識してなかった。違和感を覚えながら放置した結果、五十肩とナゾの痺れで半年以上苦しむことになった。だから転落とか転倒の場合に気をつけるべきは患部だけじゃないの。これ覚えといて。

で、問題は捻挫がどの程度なのか。とりあえず「ズキーン!」とはならずに歩くことはできる。なので、友達と約束してて、車で出かけるつもりだったから、とりあえず車に乗ってみて、アクセル踏めないこともなかったので待ち合わせ場所に向かってみた。が、わりと早い段階でトイレに行きたくなり、ああこれはお馴染みの啓示かもしれん、パーキングエリアでもっかい歩いてみろってお達しなのかもしれんと思い、クルマ駐める。クルマから降りる。えっちらおっちら難儀する。歩く。うーん、ビミョー。やめとくか。偉いぞ自分、よくぞ判断した。

というか、仕事が肉体労働なので、ここでこじらせて長引いたら生活不安に陥る。なので友達にすごく会いたかったけど我慢した。ただでさえ、階段下りるときにミスジャッジしてるんだから。今度こそ正しく判断せねばと。結果、正しかった。なぜなら捻挫の直後は安静第一だから。

足元が見えない状態で階段下りるってミスジャッジは、よく考えなくてもわかることよね、馬鹿じゃなかろうか、と。ただ、これね、自分ならではだと思うんだけど、新年早々タイヤにクギ刺さってパンクしたことで慢心したせいなんですよ。なぜ慢心したか。

身代わり地蔵という楽観主義

そう、きっと、クルマが身代わり地蔵になってくれたんだなー、だから自分の身はしばらく安全に違いないって都合よく思い込んじゃった。おれさまに限って安全とか安心なんて保証どこにもあるはずないのにな。日頃あまりにハプニングが多すぎるせいで、あらゆることをラッキーと感じるクセがついちゃって、極端な楽天家みたいになってる。なんで自分にばっかりこんなアンラッキーな出来事が降ってくるの!じゃなくて、あーこんぐらいの小事で済んだおかげで大事に至らなかったって思考回路。なんなら全て「あー死ななくてよかった」で済ませてる。だってそう考えないと不幸すぎるじゃんよ。ネガティブの嵐に巻き込まれるわけにはいかんのじゃ。

ほんでね、昔からクルマとわたしはセットなの。切っても切れない、一心同体、少女隊。お互いに護り合ってるって勝手に思い込んでる。クルマにとってはいい迷惑。

ここでセットだって例をひとつ。学生時代にさんざん事故ったクルマを友人男子が欲しいって言うから譲りまして、たぶん本人以外の友人知人全員(もちろんわたしも)が「物好きだなあ」って思ってたはずだけど、クルマ自体がすんごくいい子だったから欲しかったのはわかる。なんつっても街の遊撃手「ジェミニ イルムシャー(モモのハンドル、レカロのシート)」だから♡ わたしも手放したくなかったけど、留学するのが決まってたから仕方なく、「優しくしてもらうんだよ」って涙ながらに見送った。
そしたらある夜、路駐して、彼女といちゃこらしてたら後ろから追突されたという(本人たちは無事)。わーお。「リサのクルマなんか買うからだよ」って誰かが言った。わーお。おれのせいか。おれが呪われてるせいなのか。まあつまり、わたしだけではなく、友人までもがわたしとクルマはセットだと認識してるという一例でした。

ということで、去年は雨の横浜新道で軽自動車に後ろから追突されたし(クルマも自分も無事)、こないだはクギでパンクしたし(タイヤ2本交換)、まあもうないだろうと慢心もするってもんですよ。でも結局、身代わり地蔵じゃなかったってこと。あんた最近ぼんやりしてっから「とにかく気をつけろよ」という警告だったってことですね。はあ。まあきっとこれで大事を避けられたことでしょう。じゃあま、いっか。ちっ。

つい、怪我する部位の優先順位を考えてしまう

で、さっき後述するって書いた、手をつかなくてよかったかもってのは、ゴルフするうえでどこをやられると致命傷かって常に考えちゃうから。五十肩は右肩だったから、だいぶ辛かったけどまあ左よりはマシだな、って思ってたし、足の指を数回折ってるのも右ばっかだったから、これまた左よりはマシだと思ってたし。今回は右足首。これも左足首よりはマシよね。そして右手首やっちまうよりはマシよね。だからヘンに手首を捻るよりストンって尻餅でよかったのかもって。どんだけポジティブなのかしら、不憫だわ。

しかしそう考えると、「受け身」ってだいじよね。受け身、誰か教えてくれないかしら。受け身の練習してるときに負傷しそうだけど。

痛みがオニじゃなかったら、患部だけじゃなく全体を診てもらうのがオススメ

で、遅ればせながら捻挫からの初動。パーキングエリアで、まず友達に行けなくなった旨を謝罪し、かかりつけの整骨院の先生に連絡。すぐにでも行こうと思ってたけど、今日はとにかく安静にして明日にしたほうがいいというので従う。とにかく安静かー、夕方から仕事なんだけどなあ。でも行ったら安静からは程遠くなってしまう。職場のマネージャーに謝り倒してお休みをいただき、安静ゲト。

「安静」って最も嫌いな言葉のひとつなんだが。

でも早く治したいから、いい子にする。そして観察。くるぶし腫れてきた?さっきは内側が痛かったのに、なんか外側に移ったなー(外側の靱帯がびよーんと伸ばされ、内側の靱帯がぎゅっと縮んだ)、今なぜか親指が痛いなー、あれ、今度は別のとこが痛い、とか。すごいな、カラダ。当たり前だけど、生きてる。なんとか修復しようとして頑張ってる。

寝てる間に寝返り打って負荷かけてイタタって目が覚めるのを何回か繰り返し、翌朝起きたら予想通り固まってた。ソファベッドをやめて床にマットレス直置きにしたから、そこから起き上がるのがわりとたいへん。老人はベッドのほうがいいよって言うのはそういうことね。でももう嵩張る家具は置きたくないから鍛えるしかないの。それにしても、歩くときにかばうせいか左前腿がすごい筋肉痛。いつの間に!そんなに歩いた覚えないのに。

習慣的にシャワー浴びようと浴室に向かうも、いや待てよ、警告がまだ続いてるかもしれんと思い直し、濡れた床でスッテンコロリンしたら目も当てられん、とパスして(お利口さん!)、細心の注意を払いながら階段を下りて、クルマで整骨院に向かう。運転はACCのおかげでちょっと安心。

先生、ありがとう。一生ついていきます(逃がさないわよ)。

やっぱねー、整形外科じゃないんですよー。信頼できる先生がいるなら整骨院なんです。外科ってところは明らかに骨折してたり出血が止まらない場合に仕方なくレントゲン撮ったり傷を縫ってもらいに行くところで、その前段階の損傷にはあんまり役に立たない。湿布もらって、はいお大事にでチャンチャン。しかもその湿布は今どきの高いやつ。効かねえんだこれがまた。効くのはサリチル酸系。でも安いから医者は出したがらない。さっきも書いたけど、数年前にナゾの痺れで半年ぐらい右手が使い物にならなかったとき、唯一効いた(気を紛らわすことができた)のは古き良きアンメルツだった。サリチル酸メチル最強。

ほんで、診てもらったらやっぱり首とか背骨が歪んでたので調整していただきひと安心。整形外科じゃこれは望めないから、先生のとこに真っ先に来てよかった。もちろん、痛くて歩けないみたいな重篤な場合は違うよ。まず整形外科に行ってレントゲン、これ鉄則。でも今回はそこまでじゃなかったから、こっちで正解。おかげで肩と腕の痛みは減り、足首の可動域は増した。ありがとう先生。で、足首は捻挫(靱帯)。1週間後のラウンドレッスンはできるはずだけど、痛みは2週間は続くでしょう。レッスン時には足首にサポーター巻いておくこと。あと、アンメルツ的なやつをヒマさえあれば塗りたくること。ラジャー。

で、今に至る。です。落っこちたの昨日の朝なのでまだホヤホヤ。ただ、不幸中の幸いにも今日明日と明後日は安静にできるからよかった。ラッキー♩ってどうしても思ってしまう。アンラッキーからのラッキーなのに。まるでアンバランスからしかバランスはとれない、みたいな。全然違う。

ということで皆さん、スマホやらなんやらで気が散ることが多い昨今、重々お気をつけくださいまし!

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リサオ / LISAO(大隈里砂)
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