両親への"I love you"
つい最近Instagramで見たインタビュー映像に感動して、自分もやろうと思ったことがあります。
日系アメリカ人の方で、お父様が認知症を発祥してから、両親にある提案をしました。それは彼女の家族(世代的にも)では互いに"I Love You"を言ったことがなかったから、言い合おうという提案をしたら...という話。提案するまでモヤモヤや恥ずかしさが物凄くあって、ようやく伝えられた。しかも無事にご両親は了解してくれたそう。
すると、思ってもみない奇跡が起きたんです。
1週間後に連絡をしたら、お父様が一番に"I Love You"と言ってくれたそう。認知症で覚えていられないはずなのに約束を覚えていて、恥ずかしくてたまらないはずの言葉を先に発してくれた。彼女は「家族(世代)の歴史を変えました✨」と。そんなインタビューを見て、とても感動しました。
私の家族もかなりサバサバ系で、大変なことを皆で乗り越えて来たのに、どこかよそよそしさが残ったままに感じていました。本心を伝えたことがあるのは、怒りに任せた数々だけだった。このままだと絶対に後悔すると思ったから、彼女を真似て勇気を持って伝えよう。生きているうちに、口で伝えられるうちに。そう考えたのです。
そして休日にナンパしたら、自然の中を散策してからゆっくり温泉に入るプランに誘ってもらいました。
観光エリアだったから、散策中には道には結構人がいて、なかなか言う場所がない...そのまま温泉に入ることになって夕食時間に。
どうしよ...
でもそんな心配を忘れてしまうくらい、美しい風景にも出会いました。なんと花火もたまたま見える席に。
ここには両親は何度も訪れていたのに「こんなに綺麗な夕陽は初めて見れた。しかも花火まで!良い日だ〜」と言っていた。一緒に空を見上げながら、なんだか宇宙が応援してくれているようでした..
どこでも人がいたので、言うタイミングを失ったまま帰ることに。
すると...家まで送ろうか?とナイスパスが来たので、これなら誰もいない場所に行ける!とお願いしました。
車内でメモを書いてイメトレしてたら気持ち悪くなってきて(笑)、1時間ほどスヤスヤさせてもらい、暗がりのマンション前に到着。ぼんやり街灯に照らされてるのは私たちだけ。
「あの...やりたいことがあるから外に出てください」とお願いしました。
そして、長くはないけど新婦の手紙のように涙を堪えながら読み上げました。
こんな風に苦労しながら
大事に一生懸命育ててくれて
本当に有難う
私は幸せです
大好きだよ そんなメッセージを。
母が泣いちゃったらハグしてあげようと思っていたのに、逆に母からハグしてくれました。声は泣いてたけど。そのまま父にもハグしてあげて、見送りました。
部屋に帰って自分が即号泣。
サクッと書いてるけど、
勇気1000%必要だった。
大好きだよと言った時の2人の顔が忘れられない。今日のことはずっと忘れない。
これからもっと大きな感動があるかもしれないけど、今日の勇気と両親の愛は私の中に深く深く刻まれて、感じる世界が大きく変わった。書きながら泣いています。
わだかまっていたものが
暖かく包まれて
過去がすべて融合される心地だった
今日勇気を出してよかったと、必ず思う日が来る。数年前は想像してもいなかった、愛の花々が開く瞬間だった🌸