カナダのカレッジに入学するまで、、、
ここではカナダのカレッジに入学するまでの過程をお話ししていこうと思います。
私は2022年3月に高校を卒業しましたが、実際にカレッジに入学したのは2023年の9月です。
入学までの1年半
卒業から1年半何をしていたのかというと、英語の勉強です。
といっても毎日朝から晩までずっと勉強していたわけでもなく、本格的に勉強し始めたのは2023年の1月からでした。
それまでは、本当に海外の大学に行って大丈夫なのかなどと調べたりして自分の気持ちと向き合ってました。
私の性格上石橋を叩いて渡る人間なので
みんなと同じように日本の大学に進学するという社会のレールから外れることに強い抵抗がありました。笑
求められる英語力
英語の勉強ですが海外の大学に進学しようと思うとかなり高い英語力が求められます。
日常会話で使う単語はもちろん、アカデミックな単語も覚えないといけません。
でもその当時私は英検3級しか持っていませんでした。(今もですが笑)
高校生の時にIELTS単語集みたいなのを買って開いた時は絶句しました。初っ端から見たこともない単語ばかり出てきて、
”大学受験と全くちゃうやん、、”
この時に自分の英語力の低さかつ、求められている英語力の高さを実感しました。
そうなんです、海外の大学に行くには現地の学生たちと同じ授業を英語で勉強するので、英語はできて当たり前の状態じゃないとダメなんです。
カレッジの入学条件
私が目指していたカレッジは
英検1級
TOEFL overall score 83以上
IELTS overall score 6.5以上
Duolingo overall score 110以上
etc…
この中のどれかを取得していることが入学条件でした。
他にもたくさん資格が使えるのですがメジャーな物としてはこんな感じです。
英検1級って、、、3級しか持ってないのに取れるわけないやん。
本当にそうですよね。
IELTSも受けたことはないのですが、過去問など解いても5.0あるかぐらいの英語力だったので絶望でした。
↓ちなみにDuolingoも受けたことがあるのですが、もちろん110取れたことはなく、、
Pathwayコースの存在を知る
そんな絶望の中、1つの希望が。
エージェントの方から、資格を取らなくても入学できる方法があると。
そう、それがPathwayコース。
これは語学学校が提供している大学準備コースで、このコースを修了できればそのままカレッジに入学できるというコースなんです。
英語力の低い私からしたらまさに神!!となるPathwayコース。
Pathwayコースとは?
語学学校によって仕組みは変わりますが、私が行ってた学校のPathwayコースはコースの中でレベルが分かれていて2週間に1回、学校が提供するレベルアップテストを受けて合格できれば、レベルが上がっていき最終的に大学に入学するのに必要なレベルまで行けば卒業して、晴れてカレッジに入学できるという仕組みです。
私はILACという語学学校に通ってました。
ILACのPathwayコースはレベルがPW1.1, 1.2, 2.1, 2.2, 3.1, 3.2, 3.3, 3.4と分かれていて大体カレッジに入学するには3.1, 3.2, 3.3, 3.4を卒業する必要がありました。
私のカレッジは3.3卒業を入学条件にしていました。
2週間おきにあるテストの内容はどのレベルにいても同じなのですが、レベルアップするための合格点がそれぞれのレベルによって変わってきます。
↓この"Certificate Requirement"がテストの合格点です。
テスト自体は120点満点で点数が高ければ高いほど上のレベルにいけるという仕組みです。
例えば今PW3.1にいて3.2にレベルアップしたい場合テストで94点以上取れば3.1を卒業して、3.2にいけるという感じです。
また、テスト以外に授業態度、出席率、課題などが評価されるCourse workでもある程度の成績を収める必要があります。
実際にPathwayを受けてみる
私がPathwayを受けたのは2023年の1月からでした。他の方のブログも見てて大体6ヶ月で卒業できる方が多いみたいで、遅くても6ヶ月で卒業できるだろうと思っていました。
また、ILACでは対面ではもちろん、オンラインでもPathwayを受けることができました。
つまりカナダに行かなくても、日本から受けることができるんです。学費も対面よりも断然安かったのでオンラインを選びました。
また授業もそれぞれの国の時差に合わせて授業が開講されていて自分の時間にあった授業が受けれたのでそこは良かったです。
そしてPathwayに入る前にテストを受けさせられます。
その結果によって今の自分のレベルにあったコースがわかりそこから受けるという感じです。
なので英語力が高ければ高いほど上のレベルに入れて、卒業までの期間が早くなる仕組みです。
私も受けたのですが結果がなぜか予想よりも上のレベルのPW3.1からのコースでした。
私の目指していた大学はPW3.3だったので思ったよりも早く卒業できるかも?と思い始め、エージェントさんからも
3.1からだと早くて2ヶ月で卒業できると言われて、
"Pathway楽勝じゃね?”と
Pathwayを舐めた状態で授業がスタートしました、この後苦しむことも知らずに。
Pathwayの現実を知る
エージェントさんから説明を受けた時は、Pathwayの仕組みもあまり理解ができていなかったので、資格も取らなくていいなんて楽勝やんと余裕ぶっこいていました。
が、実際受けてみるとそれはもうきつい、過酷でした。最終的には卒業できましたが。
クラスは大体20人くらいだったと思います。
国籍としては、Time slotによって変わってくるのですが日本でいう朝の時間帯だと、中国、台湾、韓国などのアジア人が多かった記憶です。
夜のクラスになると、メキシコ、コロンビア、アルゼンチンなどの南米の人たちが多かったです。
ちなみに私はオンラインで受けている間、1回も日本人とは同じクラスになりませんでした。
授業の雰囲気としては、先生によりけりでした。
ゆるい先生から厳しい先生いろんな先生がいました。ゆるい先生だと、授業中にカメラオフしてても何も言われなかったり、遅刻しても減点されなかったり、、、
また厳しい先生だと、その真逆です。
私はゆるい先生の方が好きでした。
というのも、Writingはその先生が採点してくれるのですが厳しい先生だと採点も厳しめな傾向があったので、、、
先生によってWritingの採点基準が変わるのは良くないと思うんですけどね。
授業内容は基本的に大学で使う知識などを勉強します。
10分間プレゼン、1,000文字エッセイなどもあっていきなりのぶっ飛び具合について行くのに必死でしたが、徐々に慣れていきました。
問題がレベルアップのテストです。
ILACではレベルアップのテストはリーディング、リスニング、ライティングの3技能必要でした。
大体、どのテストも本物のIELTSのテストよりかは簡単に作られていましたが、その分点数を8割以上取らないといけなかったのですごく苦しみました。
↑これが最初の2週目終わりに受けたテストです。本来99点必要のところ73しか取れてないのでやばいです。
でもこの時正直まだ危機感を持っていなくて、
”まあこれからPathway受けてたら点数上がって行くでしょ”
まだこんな余裕をぶっこいていました、今では馬鹿すぎる自分の行動に猛反省。
果たして2ヶ月で卒業できるのか、、、?
2ヶ月後、、、
そして予定していた2ヶ月経過した時のテストの結果です。
99どころか、PW3.1にもかすってない、、、これはやばい。
しかも上がったのはWritingでリスニング、リーディングはほとんど変わってない。
ここでPathwayに通ったからといって自然にリーディング、リスニングが上がる訳ではないと気付きました。それまでは本気で上がると思ってました。
ここら辺から少し焦り出して授業以外でも英語の勉強を始めました。
今までやってなかったんかい。とツッコみたくなるのですが、そうなんです。実際やってませんでした。
Pathwayを受けてるから十分だと思っていました。こんな浅はかな考えがPathway卒業を遅らせたんだと思います。
9月入学に間に合うのか?
そうなんです、ダラダラとずっとPathwayを受け続けれないんです。
2023年9月入学と決めていました。飛行機のチケットも7月の終わりに取っている状態でした。
だからそれまでには絶対に合格しないといけない。
結構危機的状況でした。
2ヶ月経過した時点で渡航まで残り4ヶ月でした。テストの回数で言うと、後8回のテストで99点を超えなければいけないという状況でした。
果たしてどうなる、、
さらに2ヶ月後、、、
ここでようやくPW3.1クリアです。後8点。
そういえばこの時期あたりだったかな、急にテストの形式が変更されてしまって、IELTS形式からTOEFL形式になってしまったんです。
あと、今まではライティング、リーディング、リスニングの問題が使い回しをされてて、長い間Pathwayを受けてると、この前のテストと同じ問題が出てくるなんてことがありました。そのおかげで点数を上げて卒業する人が多かったですね。
でもそれが変わってしまい、初見の問題しか出なくなってしまい更に難易度が上がってしまいました。
より実力が必要になってしまったと言う訳です。
この時点で渡航まで2ヶ月を切っていました。さすがにまだ点数を取れてないことに本当に焦っていました。
毎回テストの結果が返ってくるたびに点数が上がってなくて落ち込んで、病んでました。笑
ちょうどこの時期、大学のレベルを落とそうかと悩んでいました。PW3.1でも一応いけるカレッジはありました。
でも諦めることができなかった
なんと、その時点でもうすでに私の目指していたカレッジに、9月入学の座席確保として、入学金の80万をDepositとして既に振り込んでいたんです。
そして大学のDepositの規約にも、キャンセルしても50%しか返金されないと書かれていて、もう目指している大学に入学するしか選択肢がない状況でした。
でも渡航までテストが後4回もない中、8点も上がる気がしなくて本気で40万を自分の貯金から両親に払って目指してる大学を諦めようかなと考えていました。
そんな弱気な自分に両親から
”テスト合格できなくてもカナダ行って9月ギリギリまで頑張り。無理やったらワーホリで1年働いてき”
そう言われました。
なんか少し心が軽くなって、今はできるところまで頑張るしかない。と思うようになりました。
本当に両親はいい意味でぶっ飛んでるなとつくづく思います。笑
ずっと応援してくれて本当に感謝しています。
先行きがわからないまま渡航
でも結局渡航するまでテストは合格できませんでした。
そして両親から言われた通り、ワーホリをする覚悟で未来を予想できないまま、カナダに渡航しました。
そしてついに、、、
カナダでも変わらずずっとオンラインで受け続けていました。
対面に変えようかと迷ったのですがオンラインの先生が好きだったのと、対面の授業だと慣れるまで時間がかかると思い、オンラインのままでいきました。
そして遂に、、、
うおおおおおお!?!?!?!?!
もうようやくです、やっとの思いで合格できました。
叫びました、働くのを覚悟で行ったので、、、
ライティング満点、、、笑
先生本当にありがとうございます。4ヶ月くらい担当してくれてたけど本当にいい先生だったな。
全ては英語の勉強を最後の最後まで怠った自分のせいです。
課題など締切直前までやらないタイプで後回しする性格が出てしまったなと思いました。
本当に今回は超ギリギリのラインでした。
でも無事に卒業できてよかったです。
40万も失うことなく、目指していたカレッジにいけました。笑
Pathwayを受けてみて感想
当たり前ですが、Pathwayも結局はある程度自分自身で英語を上げる努力が必要なんだなと感じました。
特にオンラインだと話す機会も少ないので自分からそういうチャンスを作ったりちゃんと自分で英語を勉強する必要があると感じました。
現にスピーキング力はほとんど鍛えられなかったのでカレッジに入学してから今でもとても苦労しています。
個人的にはIELTSなどで6.5を手っ取り早く取れるならとってしまった方が楽だと思うのですが、Pathwayコースでも色々と大学で必要なことを学べるのでPathwayは受けてても損はないと思います。
でもPathwayだけじゃなくて他のIELTS, TOEFL, Duolingoなどを同時に受けて勉強した方がいいかなと思いました。
最後に
全部書いてたらこんなに長くなってしまいました。うまくまとめられてない部分などたくさんありますが、、、すみません。
私自身も先輩方のブログ、経験談がすごく参考になったのでこうやって自分の経験もこれから海外の大学に入学しようと考えいる人たちの参考になればいいなと思っています。