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認知科学に基づくコーチングの世界へようこそ

こんにちは、ワタナベシンです!15分で読めるコーチングの考え方をお送りします。実は「コーチング」と一口に言っても、いくつかの種類があります。その中でも僕が提供するコーチングは

もっとアクセル踏みたい!もっと挑戦したい!変わりたい!

という気持ちを後押しするスタイルを採っています。なので、現状維持を強化するのではなく、現状から飛び出してよりチャレンジしたい・飛躍したい方にこそオススメな内容です。

コーチングって何するん?

コーチングセッションでやることを究極までシンプルに書き下すと2ステップに収斂します。

①あなたのやりたいこと=want toを抽出する
現状の外にゴールを置く

シンプルにし過ぎてしまったので、なんだそんだけ、と思われたらやだなあとか思っているのですが、この2ステップの威力と難易度はヤバイです。どれぐらいヤバイかというと、コロナ禍を一蹴してついでに全人類をスーパーサイヤ人に生まれ変わらせるワクチンが河野太郎のツイート一つで発明されるぐらいヤバイです。

冗談はさておき、want toの抽出も、現状の外も、簡単ではないのです。

want toについて言えば、
・そもそも自分のwant toって何だろう?と悩んでしまう人
・want toだと思ってたものが、実は外部から要請されたhave toな人
・日々の業務に忙殺されるあまり、want toを見失っている人
など色々いらっしゃいます。ここから玉ねぎの皮をむくようにしてhave toを取り除き、丁寧にwant toへたどり着く作業をします。

want toって例えばこういうもの
・理由はわからないけど、とにかく心がどうしようもなく惹かれるもの
・時間を忘れて没頭してしまうもの
・ついついお金やエネルギーをかけてしまうもの
・自分の大切な人に止められてもやってしまうもの
・誰にもほめられなくてもやってしまうもの
・頼まれてもいないし、お金が稼げるわけでもないのにやってしまうもの
have toって例えばこういうもの
承認欲求編
・褒められたい
・良い〇〇(上司、部下、先輩、後輩、パートナー、親、子ども、etc)だと思われたい
・優しい人、立派な人、頭が良い人と思われたい

自己犠牲編
・あの人を支えたい、養いたい、役に立ちたい
・あの人の幸せが私の幸せ、あの人のためなら我慢できる

自己投影編
・過去の自分を救いたい、自分に似た境遇の人を助けたい
・過去の敵にリベンジしたい

現状の外についていえば、
現在の状態のままいけば十分に起こりうると予測される未来​​。これは、未来でもなんでもなく『現状』です。この外側へ飛躍するためにコーチは認知科学の知見を活用しながらあなたをプッシュしていきます。ひたすら未来について思いを馳せるというエクササイズをすることで、今までの自分ではとても思いつかないような、でも心の底から達成したいと思うようなゴールが設定され、日常生活の時間の使い方がガラリと変わります。

ご想像いただける通り、want to抽出も、現状の外側に向かうのも、一筋縄ではいきません。そこでコーチの登場です。コーチはあなたのwant to、そして才能を特定し、現状の外に向かうお手伝いをする伴走者です。認知科学の知見をフルに活用し、現状の外側に向かうためのサポートを全力でさせて頂きます。

ちなみにゴールは仕事に限らず、趣味、人間関係、社会貢献、知性、家族、健康、ファイナンスと、8つの領域で設定します。人生のあらゆる場面=オールライフでwant toかつ現状の外にゴールを設定することで、日常生活を一変させます

認知科学の話

先ほどから触れている通り、僕のコーチングセッションは、認知科学の知見に裏付けられた、再現性あるアプローチを採用しています。認知科学とは、我々人間の脳と心(=マインド)がどういう仕組みで機能しているのかを理解する研究分野です。1+1がいつも2であるように、あなたのマインドが必ず備えている機能を活用してセッションを進めていきます。以下、一つだけ脳の機能のお話をします。

人間は見たいものしか見えない

僕たちの脳は、自分が重要だと思った情報だけを無意識的に選び、認知させます。脳幹という脳の部位に、外部からの情報を認知させるか・させないかのスイッチ機能を担うRAS(Reticolar Activating System=網様体賦活系)があり、このRASによって重要だと認識されたものだけが、僕たちの認知に上がってくるのです。ふーむよく分からん。噛み砕くとこんな感じです。

今あなたは電車の中で座ってネット記事を読んでいます。
目にはスマホ画面が飛び込み、耳には電車の音、周りの人の話し声、イアフォンから音楽が聞こえます。
厚着しすぎた上半身は熱気を感じ、電車の揺れが肩をゆすり、服と肌はこすれ、背中には座面からの圧力を感じます。
このように身体は毎秒、大量の刺激を受け取っています。これら全てを意識していたら、とても生活はままなりません。ですので、大部分の刺激をブロックし、限られた刺激だけに気付かせる、それがRASの機能です。
電車に乗ってるあなたの認知機能はスマホに集中し、それ以外の刺激にはほとんど気付かない感じですね。

RASが重要だと認識する対象は、状況に応じて時々刻々と変化します。例えば僕は最近子どもが生まれたのですが、その日以降街を歩くとやたらとベビーカーや子連れ家族が目に入るようになりました。世間にこんなに子どもっていたっけ?と戸惑うほどの変化でしたが、世の中の子どもの数が変わったのではなく、変わったのは僕の認知の方です。子どもに関する情報の重要度が上がり、今までスルーしていた情報に気付けるようになったのです。まさにRASが発火した瞬間でした。反対に、その人にとって心理的盲点となっている部分をスコトーマと言います。多くのベビーカーや子連れ家族が、数カ月前までは僕にとってのスコトーマだったのですね。

現状の外にゴールを設定し、本人がその達成に対して「これはやりたい・・・!やるぞ・・・!」という感じで責任を持つと、脳内で情報の重要度が変化し始めます。するとスコトーマが外れ、今まで気付かなかった情報が目に飛び込むようになり、ゴール達成に必要な材料がどんどん意識に舞い込んでくるという現象が生じます。そのときにはもう、あなたの住む世界は全く違って見えくることになります。

「自分ならできる」という気持ち

しかし現状の外のゴールってめちゃめちゃ難易度が高くて、そこに向かうことは恐怖すら覚えるんですね。そこで重要なのがエフィカシーになります。エフィカシーとは「自分のゴール達成能力に対する自己評価」つまり自分はゴールを達成できるぞ!という謎の自信のようなものです。

エフィカシーがゴール達成のために一番重要というのは歴史が示しているのですが、たとえば男子陸上競技では長らく100m走で誰も10秒を切ることができず、ここが人類の限界だとすら言われていました。しかしある日9秒台で走る人が現れると、途端に9秒台で走る人が次々と出てきました。選手の中に蔓延する「人類にはどうせできっこない」という意識から「あれ、自分も10秒切れるのでは?」という意識へとエフィカシーが上がり、次々にゴール達成が生まれた好例です。画期的な走法が編み出されたとか、靴が発明されたとかいう話ではないのですね。

コーチの役割はクライアントさんのエフィカシーを上げることとも言えます。コーチはあなたのゴール達成を心から信じ、ときにスコトーマを指摘しながら、エフィカシーを高く維持するサポートに全力を尽くします

現状維持から脱するには

ここまでの話を理解してもなお、実践することは簡単ではありません。何故なら人間は本来、変化を嫌う生き物だからです。
我々にはホメオスタシス(恒常性維持機能)というものが備わっています。これは生体が心身の状態を一定の範囲内に維持しようとするはたらきです。例えば体温を一定に保とうと、暑ければ汗をかきますし寒ければ震えますよね。同様に脳も現状を維持しようとし、慣れ親しんだ現状から離れようとしません。この慣れ親しんだ範囲をコンフォートゾーンと呼びます。慣れ親しんだ範囲なので、人はコンフォートゾーンにいることを心地よい!もっとここにいたい!と感じますし、もしコンフォートゾーンから出ると、どうにかコンフォートゾーンに戻ろうとします。これが現状維持の正体です。

現状の外にゴール設定ができたとしても、コンフォートゾーンが変わっていないと生活に変化が生じません。ですので、ゴール設定をするときはコンフォートゾーンもセットでゴール側にずらす必要があります

コンフォートゾーンをゴール側にずらす…そんなことできるんかい。
これができるからコーチングは面白く、価値があるのです。

これが現実だ!と脳が採用するとき

人間はその都度、臨場感を一番高く感じる世界を一つだけ選んで生きています。その世界とは、必ずしも目の前の現実世界とは限りません。例えば映画を見ているとき、僕たちはスクリーンに映し出された世界に強い臨場感を抱き、脳はスクリーンに映し出された世界を現実だと認識します。なので、ただの作り物の世界を観ているだけなのに、手に汗を握ったり、思わず身構えてしまったりという生理的反応を起こすわけです。その情報が嘘か真か、物理空間か空想かによらず、とにかく臨場感の一番高いものを現実として採用してしまうのです。
これをゴール設定にも応用してやります。つまり、一番強い臨場感をゴール達成状態に感じれば、脳は自動的にそれを現実として選択し、コンフォートゾーンはゴール側にずれるという現象が起こるのです。

言葉の持つ力をナメたらあかん

では、どうやってゴール側に臨場感を強く持つのでしょうか?その有効な方法の一つがセルフトークです。人間は、無意識的なセルフトーク、つまり自分自身への言葉の投げかけを一日に3〜5万回も行っていると言われています。このセルフトークは「自分は人と打ち解けるのが得意な人間である」「自分は論理的に考えることが好きだ」といったポジティブなものもあれば「自分は細かい計算が苦手だ」「パートナーとうまくいっていない」というネガティブなものもあります。これらの言葉が一日に何万回も押し寄せることで、本人の中で自己イメージが映像として浮き上がり、感情と結びついて臨場感を形成していきます。ゆえに、臨場感の発端であるセルフトークを変えると、自分自身のコンフォートゾーンもずらすことが可能なのです。

具体的には、既にゴールを達成した状態のセルフトークを意識的に行っていきます。「私は世界で最も予約の取れないレストランのシェフである」「自分は不動産業界のパイオニアとして、新しいビジネスモデルを複数立ち上げ、世の中に浸透させている」といった形で、既に現状の外のゴールを達成した状態のセルフトークを作ります。そうすることで徐々にゴール達成状態こそがコンフォートゾーンとなり、むしろゴール達成をしていない現状が気持ち悪いという感覚になり、日常生活が本当に変化し始めるのです。

おわりに

以上が、コーチングの中心概念となります。簡単におさらいすると、

認知科学に基づくコーチングは、現状を打破したい!もっと挑戦をし、アクセル踏みたい!という方を対象としていること。
コーチングでは、want toかつ現状の外側に、オールライフでゴールを設定することが重要であること。
そうすることで、スコトーマがはずれ、これまでスルーしていた情報が認識できるようになってゴール達成に近づけること。
ゴールを達成するには、エフィカシー=自分はできる!という自信が最も重要であること。
コンフォートゾーンに戻ろうとする力=ホメオスタシスはクセ者だが、セルフトークをうまくコントロールすることでゴール達成状態の臨場感を維持でき、ホメオスタシスをも味方にできること。
コーチとは、あなたのエフィカシーを高める伴走者であり、ゴール設定をお手伝いし、誰よりもあなたのゴール達成を信じている理解者であること。

以上を踏まえ、心躍らせてセッションを進めていければ幸いです!

無料で相談受付してますので、挑戦に向けた正しいマインドの使い方を手に入れたい方、コーチング気になる方や、質問などがある方は下記のLINEに登録して、お気軽にメッセージください!

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※want to/have toの話は、共にコーチングを学ぶ志保さんから引用させて頂きました。
https://note.com/shiho_kuriyama/n/n8380dd8c7f56

※認知科学について興味ある方は、共にコーチングを学ぶ家田さんの大作をご覧ください。
https://note.com/iedayoshiaki/n/na8240650b7d4

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