「システムの向こう側にいる方のことを」【Liquitousメンバーインタビュー 〜Drifting〜】 #6
「一人ひとりの影響力を発揮できる社会」の実現を目指し、GoveTech(政府“Government“×技術”Technology“)の分野で挑戦を続けている、株式会社Liquitous。そこには全国から、様々な経歴、そしてスキルを持った若者が集まっています。彼らは一体何を思い、この場所にやってきたのでしょうか。
第6回は、エンジニアの将貴(本人希望により個人情報を制限しています)が登場します。業務内容にとらわれない幅広い分野に関心を持ち、Engineer(エンジニア)そしてResearcher(リサーチャー)として活動している彼が、どのような想いをもって活動しているのか深堀していきます。
――自己紹介をお願いします
和歌山県和歌山市生まれです。生まれた時の体重は3362gありました。
開発部門をメインにエンジニアとして活躍、活動しています。肩書きとしてはリサーチャーとしても活動していて、Lisearch(Liquitousにおける研究活動の成果を報告する事業)の一本目の記事を書いたのも僕です。その時は“本人確認”に関する記事を書きました。
以下本人編集のプロフィール
liquitous構成員。
2000年関西生まれ関東育ち。興味関心分野は交通/政治経済/行政/危機管理/安全保障/決済システム/アンチマネーロンダリング/量子通信、暗号、その他いろいろ。専門分野は電気、通信系。
――Liquitousとの出会いは?
栗本CEOに声をかけられて参画しました。当時はエンジニアではなくリサーチャーとして入りました。
Liquitousに参画した当初は、社会とか政治とかに興味があってそういう分野で働いてみたいという思いが元々あったんです。理系の大学に在籍していたんですけれども、その思いに見合う会社、まあ当時はまだ法人ではなかったですけれども、そこで活動してみたいという思いから始めました。
その後、Liqlid開発の過程でエンジニアを兼ねるようになり、瀧川くんとも開
発を進めるようになり、そちらの仕事がメインになりました。
――何をしたくてここにいますか
今はエンジニアとして活動している時間がかなりあって、今後もプロのエンジニアとして活動していきたいなという思いが強いです。
一方で、リサーチャーとしての活動もしっかりしていきたいと考えています。それぞれの活動は全く別物で、兼任しているからこそ得られているというものがあるかと言われれば、“正直ない”という感じです。それでもこの2つの役職を兼ねているのは、“興味”という一言に尽きると思います。それこそ社会に対する興味というのもそうですし、エンジニアとしての興味もそうです。
最初は特に何も考えず仕事をしていたんですが、最近は自分が作っているシステムの向こうに誰かがいるということを強く意識するようになりました。誰かというのは“クライアント”、あるいは自治体向けのシステムであればそれが住民の方々になるわけですが、そういった方々のことを考えるようになりました。
自分の書いたコードに間違いがあると、利用者の方が路頭に迷ってしまったり、信用問題に関わったりということもあるので、最近は強く意識をしている部分ですね。
特にLiqlid開発においては、府中市との協働事業での製品リリースに向けて作業をしていたのですが、なかなか思うようにいかないことも多くて。最終的には大きな問題もなくプラットフォームにコメントもついていたのですが、反省点もあったのでその頃から強く、利用者の方のことを考えるようになりました。最近は責任のあるコードを書かないとな、と思っています。
もちろんリサーチ業もやっていきたくて、“民主主義”と“集合知”について研究をしていたのですが、まだうまくまとめきれていません。ただ、大学でもその分野に関する学びを重ねているので、しっかりまとめていきたいなと思っています。
――Liquitousにたどり着くまでの人生について
元々理系一本でやっていこうと思っていたわけではなく、文理融合のような環境で学びたいと考えていたんです。あとはデータサイエンス系とか。ただそこにはご縁がなかったようで。結果的に理系の大学に進みましたが、後悔しているわけではありません。今やっていることも元々興味があったことですし、これはこれでよかったなと思います。
今は“秘密分散”というキーワードで研究をおこなっています。秘匿したい情報を分割して守るという技術に関する研究をしていく予定です。
最近は、(私生活では)中央省庁に関する情報を調べたり、実際に現場を訪れたりしてそこで働いている職員さんの声を聞いたりしています。趣味が中央省庁の庁舎内にあるコンビニ巡りなのですが、アルバイト活動を通して働いてみたり、あるいは説明会などを通ってみたり、セキュリティの厳しい場所など省庁によって違いがあるのが面白いですね。
――次回インタビューする後長拓真さんについて
すごく真面目な人ですよ。例えば彼に“これできますか?”みたいなことを聞くと、明確に出来ることと、そうでないことを示してくれて。だから作業の切り分けなんかもスムーズに進みますね。すごく仕事しやすいですね。なんか上から目線になってしまいましたが笑
次回更新は3月26日(土)の予定です。
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Liquitousからのお知らせ
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募集業種:リサーチャー
先進・類似事例の調査研究を実施しながら、ヒアリング・コンサルティングを行い、実装にあたっての計画・実行案を策定する業務に携わります。
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