【西武ライオンズ 今日の見どころ】本拠地ライオンズ戦 5勝負けなしの東浜を 攻略できるか
●東浜 PayPayドームのライオンズ戦は 14 2/3回無失点
【12日◇ホークス‐ライオンズ21回戦(PayPay)18:00】
與座海人の粘投に、復帰した金子侑司の活躍、水上由伸、平良海馬、増田達至の勝ちパターン継投も決まって、連敗を3でストップ。順位を2位に戻して、首位ホークスとのゲーム差も再び0。まさに「天王山」と呼ぶにふさわしい、敵地・福岡に乗り込んでの直接対決となった。
ホークスの先発は東浜巨。今月2日のライオンズ戦では、6回途中でゴロの打球を処理する際に、右足首を負傷して降板したものの、9勝目をあげている。傷めた箇所の影響もあったのか、藤本博史監督は中9日空けて、この一戦に東浜をぶつけてきた。
2日の試合後、辻󠄀発彦監督が「ここ(PayPayドーム)で投げると違うね」と話していたように、今シーズンの東浜は本拠地PayPayドームで5勝1敗、防御率1.34、被打率.167と、抜群の内容を誇っている。
ライオンズ相手にも、5月11日にノーヒットノーラン、前回登板が5 2/3イニングを無失点と、PayPayドームでは1点も与えていない。
それだけでなく、東浜は2013年のプロデビュー以来、PayPayドームでのライオンズ戦は通算5勝0敗。じつは1度も負けていないのだ。
ライオンズ側からすれば、難攻不落としか言いようのない「PayPayドームの東浜」から、どうやって点を獲っていくのか。
各打者の東浜との対戦成績では、森友哉が8打数4安打、オグレディが8打数3安打1本塁打、鈴木将平が5打数2安打と、左バッターがある程度の数字を残している。彼らを中心に、なんとか攻略の糸口を見つけるしかない。
●ライオンズがこの3連戦勝ち越したい もうひとつの理由
このカードはここまで、ライオンズが8勝で、ホークスは11勝(ほかに引き分け1)。この3連戦でホークスが2勝(もしくは1勝1分)すると、今シーズンのライオンズ戦の勝ち越しが決まる。
パ・リーグの場合、シーズン全試合を終了して、勝率の同じチームが発生したとき「当該球団間の対戦勝率が高い球団」の上位になると、定められている。
もしも、大混戦がこの先も続いていって、最終的にライオンズとホークスの勝率が並んだ場合、直接対決で勝ち越しているチームのほうが、上の順位になる。言わば、カード勝ち越しに、1勝分に相当する価値が生じるのだ。
そういった意味でも、ライオンズはこの3連戦を、最低でも2勝1敗で終えたい。ひじょうに重要なカード初戦となる。
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