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【西武ライオンズ 今日の見どころ】今井達也 雄星以来球団2人目の奪三振率10.00超えなるか

●今井達也 現在リーグトップの奪三振率9.74

【7日◇ホークス-ライオンズ22回戦(みずほPayPay)14:00】
リーグトップの154奪三振と、今井達也が開幕前から目標に掲げていた奪三振王に近づきつつある。投球回数が現在142  1/3イニングなので、きょう2回裏を投げ終えた時点で、2021年以来自身3年ぶり2度目のシーズン規定投球回に到達する。

そこで、もうひとつ注目したいのが奪三振率だ。9イニング換算での奪三振数、つまりは1試合あたり何個の三振を奪ったことになるのかを表す数字だが、こちらも今井が9.74で、現在リーグトップに立っている。

これまで規定投球回に到達したライオンズの投手のなかで、シーズンの奪三振率が10.00を超えたのは、2017年の菊池雄星(10.41)ひとりしかいない。

シーズンは残り21試合。きょうを含めて、今井が5試合に先発すると仮定して、各試合7イニング投げたとすると、合計の投球回は177 1/3イニングになる。このイニング数で、奪三振率が10.00を超えるためには、44奪三振が必要になる。

35イニングで44三振を奪うためには、およそ4イニングで5奪三振のペースとなる。今井をもってしても、簡単ではないが、けっして不可能ではないといったところ。

また、あと46三振を奪うと、シーズン200奪三振となるが、こちらもライオンズでは、17年の菊池雄星以来になる。奪三振率10.00超え、さらにはシーズン200奪三振で、最多奪三振のタイトルを、さらに輝かせることができるだろうか。

●ホークス戦 すべて7回投げて3失点以下ながら 勝ち負けつかず

福岡ソフトバンクホークス相手の登板は、きょうで今シーズン5度目となる今井だが、過去4試合すべて7イニング投げて、いずれも3失点以下。対戦防御率は2.25なのに、4試合とも勝ち負けがついていない。

打線の援護に恵まれていないのは確かなのだが、5月4日は2点のリードをもらいながら、最後まで守り切ることができず。7月20は珍しく打線が1回裏に3点を先制したのに、直後の2回表に3点を失い、あっさりリードを吐き出す始末。勝ち投手になるチャンスを、今井みずからみすみす手放していた。

きのうは5月3日に続く、今シーズン2度目のホークス相手の「1対0勝利」。じつは前回も「1対0勝利」の翌日に今井達也が先発したのだが、1回表にいきなり失点。良い流れをつなぐことができなかった。

ホークス相手の2試合連続完封勝利は、昨年の8月1日、2日にも記録しているのだが、球場は本拠地ベルーナドームだった。敵地・福岡での2試合連続完封勝利となると、ダイエー時代の1993年8月7日(新谷博8安打完封)、8日(工藤公康、杉山賢人、潮崎哲也よる完封リレー)までさかのぼる。

今井にはまだ二桁勝利の可能性も残されている。一番リスクの少ないアウトを取る手段としての奪三振にこだわって、スコアボートに「0」を並べていって欲しい。

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