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【西武ライオンズ 今日の見どころ】球団新記録の 4試合連続二桁奪三振懸かる平良 佐々木朗希との「奪三振ショー」なるか

●平良 前回沖縄で球団タイの3試合連続二桁奪三振

【5日◇マリーンズ‐ライオンズ11回戦(ZOZOマリン)18:00】
平良海馬と佐々木朗希。もちろん先発では初めての顔合わせとなる。両チームの置かれた対照的な状況は別にして、まさに‘チケット代が安く感じられる’カードとなった。

6月11日のスワローズ戦から、平良は現在3試合連続で二桁奪三振中。前回沖縄のファイターズ戦で二桁奪三振を達成しても、新聞、放送、ネットといったメディアでは、あまり取り沙汰されなかったが、じつは3試合連続二桁奪三振は、ライオンズ史上5人目、6度目の球団タイ記録だった。

ライオンズ 連続試合二桁奪三振 球団記録 (色付きは毎回奪三振)

もし、きょう平良がマリーンズ打線を相手に10個以上の三振を奪えば、稲尾和久をはじめ、池永正明、東尾修、渡辺久信、西口文也、松坂大輔、菊地雄星といったライオンズの歴代エースたちが達成できなかった、4試合連続二桁奪三振の球団新記録になる(ちなみに、連続二桁奪三振の日本記録は、2017年にイーグルス則本昂大が達成した8試合)。

●佐々木朗希はライオンズ戦 20イニングで27奪三振

対するマリーンズの佐々木朗希は、今シーズンライオンズ戦は初登板となる。2021年5月16日のプロ初登板から、これまでライオンズ戦は3試合に登板して2勝0敗。合計20イニングで27三振を奪っている。

球場の風の具合にもよるだろうが、おそらくきょうの試合でも、かなりの数の三振を奪うはずだ。

ちなみに、両先発投手が二桁奪三振した投げ合いは、今シーズン6月4日の交流戦で、才木浩人(タイガース・12奪三振)と佐々木朗希(10奪三振)、そして高橋宏斗(ドラゴンズ・13奪三振)と宮城大弥(バファローズ・10奪三振)が、それぞれ同じ日に別球場で、息詰まる投手戦を演じたばかりだ。

ただ、ライオンズとマリーンズのカードで、両先発がそろって二桁奪三振を達成したことは、前身の西鉄、毎日の時代までさかのぼっても、過去例がない。

ちなみに、1試合における両チーム合計の最多三振は「29」で、過去3試合記録されている(参考記録扱いで、延長戦では1試合「36」三振が最多になる)。もしかすると、こちらの記録にも肉薄することになるかもしれない。

1試合 両チーム合計最多三振

なにせ、野田浩司(ブルーウェーブ)と、佐々木朗希の1試合19奪三振の舞台となったZOZOマリンスタジアムなのだ。今夜は平良海馬・佐々木朗希 両投手による「夏の夜の奪三振ショー」の期待大だ。

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