【西武ライオンズ 今日の見どころ】武内凱旋登板で みずほPayPayの連敗を止められるか
●武内 オール先発でのデビュー4連勝なら球団初
【19日◇ホークス‐ライオンズ12回戦(みずほPayPay)14:00】
今回の福岡ソフトバンクホークスとの3連戦が始まるときにも触れたが、みずほPayPayドームでの5連敗は、6連敗した2018年以来、6年ぶりのこと。シーズン開幕からの5連敗となると、13年以来11年ぶり2度目になる。
もし、きょうも敗れて開幕6連敗となると、1993年に福岡ドームが開業してから32年目にして、ライオンズ初めての屈辱となる。
そんな崖っぷちの状況で、福岡県北九州市出身のルーキー武内夏暉に、初の凱旋登板の機会がめぐってきた。あらかじめ約束づけられていた舞台…などと言うと、大袈裟過ぎるか。
今月3日にホークスと初対戦したときも話題になったが、約10年間ホークスのファンクラブに入会していた武内にとって、少年時代からたびたび観戦に訪れていた球場だ。感慨深いものがあるだろう。
前回11日の登板のときに紹介した(武内夏暉 球団史上43年ぶりのデビュー先発3連勝なるか)ように、デビューからすべて先発で3連勝したライオンズの新人は、1981年の杉本正以来43年ぶり2人目。きょう武内が勝利して、オール先発の4連勝となれば、2021年千葉ロッテマリーンズの河村説人以来となり、ライオンズの投手では初めてになる。
新人投手のデビューからの連勝記録は、1966年堀内恒夫(読売ジャイアンツ)の13連勝であることは、よく知られているが、堀内は途中ふたつの救援勝利(5勝目、11勝目)を挟んでいた。
すべて先発による新人のデビューからの最長連勝は、1リーグ時代の1942年藤本英雄(ジャイアンツ)の10連勝になる。
ライオンズの球団記録の更新などは、ただの通過点にしてもらい、武内には藤本の日本記録にどんどん迫っていってもらいたい。
●前回ホークス戦は8回無失点 今度は完封なるか
先日、東京ヤクルトスワローズのルーキー松本健吾が、プロ初登板初完封勝利。それも二桁奪三振&無四球試合で飾る、NPB史上初めての偉業を達成したが、武内も3日のホークス戦で、8回まで4安打8奪三振1四球と、完封勝利目前のピッチングをしたばかり。
ライオンズの新人投手の完封勝利となると、
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