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【西武ライオンズ 今日の見どころ】対ホークス 外崎修汰が打点をあげた試合は4戦全勝

●PayPayドーム シーズン1勝止まりなら 2017年以来

【6日◇ホークス-ライオンズ21回戦(みずほPayPay)18:00】
中日ドラゴンズが1勝もできないまま、甲子園球場でのビジターゲームを終了。ほかにも、千葉ロッテマリーンズがエスコンフィールド北海道で開幕7連敗したり、東京ヤクルトスワローズがマツダスタジアムで9連敗中だったりと、今シーズンは各球団極端に苦手な球場が目立っている。

ライオンズもここまで、みずほPayPayドームで1勝6敗。開幕から続いていた連敗を、7月4日に武内夏暉の8回無失点の好投によってストップ。ようやく1勝目をあげたのだった。

みずほPayPayドームでライオンズが試合をするのは、それ以来2カ月ぶり。残り5試合の福岡ソフトバンクホークス戦は、すべてみずほPayPayドームでの開催となっている。

1993年にみずほPayPayドーム(当時の名称は、福岡ドーム)が開場してから、ライオンズがこの球場で最も勝てなかったのが2017年。この年は開幕4連敗で始まり、6月24日に初勝利したものの、そのあと今度は7連敗。シーズンが終わってみれば1勝11敗と、勝率1割を切る有様だった。

残り5試合の戦いによっては、この17年と並んで、今シーズンも福岡で1勝しかできないシーズンになりかねない。

ただ、今シーズンのホークス戦の球場ごとの成績を比較すると、ライオンズはベルーナドームより、みずほPayPayドームのほうが、投打いずれも良い数字を残している。

それでいて、ここまで勝敗に隔たりがあるのは、チャンスであと1本が出なかったり、ピンチで不用意な1球やミスが出たりと、勝負所でことごとく競り負けているからに他ならない。

●対ホークス5勝のうち 外崎が4試合で決勝打

すでに3年連続の負け越しが決まっているホークス戦にあって、大いに気を吐いているのが外崎修汰だ。というのも、ここまでホークス相手に勝利した5試合のうち4試合で、外崎が決勝打を打っているのだ。

ホークス相手の対戦打率は.230と、際立って良い成績をおさめているワケではなく、打点をあげたのも4試合だけなのだが、そのすべてが試合を決める貴重な一打になっている。

ここ数年の外崎は1度不振に陥ると抜け出すまで時間がかかり、先月も打率は1割台だった。それでも外崎が打点をあげた試合では15勝9敗1分と、今シーズンチームは大きく勝ち越している。それだけ浮沈を握る存在なのだ。

ホークス先発の有原航平は、ハーラートップタイの11勝をしているものの、8月に先発した5試合のうち4試合で5失点以上と、シーズン前半とは別人のように、安定感を欠いている。

今週のオリックスバファローズ戦では、得点チャンスを潰し続けたライオンズだが、なんとかランナーをためた状態で、外崎に打席をまわしたい。

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