【西武ライオンズ 今日の見どころ】35歳誕生日の増田達至 バースデー・セーブなら自身初
●誕生日には過去3度登板するが セーブはなし
【23日◇バファローズ‐ライオンズ6回戦(京セラドーム)14:00】
きょう4月23日は、ライオンズのクローザーにしてチーム最年長投手である増田達至の35歳の誕生日だ。ライオンズ歴代最多となる通算178セーブをマークしている増田だが、意外なことに自身の誕生日には、まだセーブをあげたことがない。
これまでに誕生日に登板したことは、2016年、19年、21年と3度あるのだが、偶然にもこの3試合がすべて引き分け試合。
16年は8対8の同点で迎えた延長11回表を抑えてのホールド。19年は9対9から登板して、延長10、11回裏の2イニングを無失点、やはりホールドをマークした。
コロナ特例で延長戦がなかった21年は2対2のまま、試合は9回裏に突入。失点すればサヨナラ負けになるマウンドを、増田が見事三者凡退で締め括ったのだが、試合には勝てなかったため、セーブはつかなかった(なお、このような場合、投手には「引分」が記録される)。
過去3度ともセーブがついてもおかしくない内容のピッチングをしながら、不思議とセーブがつく状況での登板と巡りあってこなかった。
● 日本人投手の誕生日セーブは 99年デニーが最後
先発のエンスは前回登板で、ファイターズ打線を無安打に抑えながら、6イニングを投げ終えたところで降板した。きのうのタイガース村上頌樹のように、エンスのノーヒットピッチングがどこまで続くのかも楽しみだが、ひとりで最後まで投げ切るとは考えにくい。試合展開との兼ね合い次第だが、増田に登板機会が訪れる可能性はある。
ちなみにライオンズで、自分の誕生日にセーブをあげた投手には、最近では2018年のヒース(1985年8月28日生まれ)がいる。日本人投手では1999年にデニー友利(1967年9月21日生まれ)を最後に、20年以上出ていない。
ライオンズ球団史上初となる通算200セーブまで残り22。正直まだ本調子とは言えない様子の増田だが、プロ11年目にして、初めてのバースデー・セーブをあげることができるだろうか。
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