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【西武ライオンズ 今日の見どころ】アブレイユ ライオンズ外国人投手14年ぶりのシーズン20セーブに王手
●ライオンズ外国人投手の20セーブは 2010年シコースキー以来
【21日◇ライオンズ-バファローズ20回戦(ベルーナ)18:00】
5年ぶりに開催された前橋でのゲームを、1回表から9回表まで三者凡退に抑えたイニングが1度もなかったのに無失点。今シーズン5度目となる「1-0勝利」をしたライオンズ。
ちなみに、10本以上のヒットを打たれてのシャットアウト勝利は、2014年9月16日北海道日本ハムファイターズを相手に、菊池雄星(被安打6)、岡本篤志(同1)、ウィリアムス(同2)、増田達至(同1)、髙橋朋己(同0)のリレーで達成して以来、チーム10年ぶりのことだった。
きのう(20日)も5投手の継投による完封リレーだったが、その1点差の最終回のマウンドを締め括ったのがアブレイユ。これでセーブの数が19となり、来日1年目でのシーズン20セーブに王手を掛けた。
ライオンズの外国人投手でシーズン20セーブをあげたのは、10年のシコースキーが最後。次にアブレイユがセーブをあげれば、14年ぶりの20セーブ到達となる。
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以前にも紹介したが、これまでのライオンズで二桁セーブをあげた外国人投手は5人(6度)いるのだが、来日1年目から二桁セーブをあげたのはアブレイユが初めて。セーブをあげるたびに球団記録を更新している。
ライオンズの歴代外国人投手のシーズン最多セーブも、前述したシコースキーの33セーブ。チーム状態が状態だけに、セーブの付くような試合自体が少ないなかではあるが、アブレイユはこの記録にどこまで迫ることができるだろうか。
来日1年目に限った外国人投手の最多セーブは、14年呉昇桓(阪神タイガース)の39セーブ。パ・リーグでは1999年ペドラザ(福岡ダイエーホークス)の27セーブが最多なので、まずはこちらの記録がターゲットになりそうだ。
●チーム最多セーブ&最多ホールドなら 21年平良以来
アブレイユは同点の状況で、9回のマウンドに登る機会も多く、ここまでチームトップタイの10ホールドをあげている。
ライオンズでは21年に平良海馬が20セーブ、21ホールドをあげて、同じシーズンにチームの最多セーブと最多ホールドをマークしたことがあった。もしアブレイユがこのまま、ホールドのほうも積み重ねてチーム最多になると、平良以来球団2人目、外国人投手では初めての“チーム2冠”となる。
じつは、きょうの対戦相手であるオリックスバファローズのマチャドも現在19セーブをあげている。
バファローズの外国人投手では、86年アニマルの19セーブがシーズン最多となっており、マチャドが20セーブをすると、球団の外国人投手のセーブ記録を更新することになる。
はたして、どちらのチームの外国人クローザーが先に、20セーブをあげることになるだろうか。