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【西武ライオンズ 今日の見どころ】入団3年目以内の二桁勝利なら 球団左腕3人目 隅田PayPay初勝利なるか

● 昨季は2度のチャンスをモノにできなかった隅田

【25日◇ホークス-ライオンズ24回戦(みずほPayPay)18:00】
隅田知一郎が、プロ3年目で初となる二桁勝利を懸けてのマウンドにあがる。

昨シーズンも隅田は9月17日の千葉ロッテマリーンズ戦で9勝目をあげ、二桁勝利に王手を掛けたのだが、続くオリックスバファローズ戦では2本のホームランを打たれて負け投手に。シーズン最後の登板となったマリーンズ戦では1点リードの7回裏、代打の岡大海に2点タイムリーを打たれて逆転負け。2度のチャンスを逃して、10勝に届かなかった。

これまでにライオンズには、二桁勝利した左投手が全部11人いる。このうち、入団3年目までにシーズン10勝をあげたのは、外国人投手や移籍組を除くと、杉本正(3年目)、三井浩二(2年目)のふたりしかいない。隅田知一郎がきょう10勝目をマークすれば、2002年の三井以来、22年ぶりになる。

今シーズン福岡ソフトバンクホークス相手に1勝3敗の隅田だが、この1勝はベルーナドームであげたもの。今年4月の記事(ホークス相手に開幕5連敗だと 73年ぶりの屈辱)でも紹介したが、みずほpaypayドームで、隅田は通算0勝3敗。1度も勝ったことがない。

隅田にとって福岡は、西日本工業大学時代に4年間を過ごした、言わば“準地元”だ。自身初の二桁勝利となる節目の1勝をあげることができれば、よい記念になるだろう。

●9月はここまで9勝9敗 今年初の月間勝ち越しの可能性

きのう(24日)の試合で、オリックスバファローズに13勝12敗と勝ち越して、球団52年ぶりのパ・リーグ全球団負け越しを免れたライオンズ。これで9月の成績は、9勝9敗となった。

試合数が3試合だけだった3月を除き、今年のライオンズは4月以降、すべての月で負け越してきた。これまでにライオンズが、月間成績すべてで負け越したシーズンは、1970年、72年、76年の3度。もし、今月も負け越すようだと、球団48年ぶりの全月間負け越しになってしまう。

きょうからのホークス2連戦を含めて、今月は残り5試合。なので3勝すれば、今シーズン初めて月間勝ち越しとなり、48年ぶりの不名誉な記録を回避することができる。

ただ、右足腓骨骨折の渡邉勇太朗はじめ、髙橋光成、松本航と、実績ある投手が不在のため、明日以降、週末の先発ローテーションの顔ぶれが、きわめて不透明だ。だからこそ、隅田が投げるきょうの試合では勝っておきたい。

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