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TV局からのオファーを断った祖母👵

私が産まれた時から
同じ屋根の下で暮らした 祖父母 👴👵


祖父は 私が小学2年生の時に 亡くなり
祖母は その25年後に 老衰で旅立ちました


そんな 祖母の 葬儀の際に 何人かの
見知らぬ人達に 声を掛けられたのです

「あなた お孫さん?
お婆ちゃん、スゴかったんよ~知ってた?」



私は 昔 父から ぼんやり聞きかじった事が あった、アノ事かな~🤔と思いつつ

「あ~なんとなく聞いた事は あります~」
とだけ 答えていました


因みに 私の実家は 元々 山の中の集落に
あったのですが、私が産まれる前に 現在の
海沿いの集落へと引っ越してきたそうです



そして
どうやら この度 以前の 村の人達も たくさん
参列して下さったようで
おそらく その方達が
私に 同じ内容の 声掛けを されたようでした



「ん~ この真相は…この機に しっかり 聞いて      おかねば!」と 早速 その日の夜に
父親に 尋ねてみました



「お父さん✋️なんかさ~昔
お婆ちゃん、いっぱい人を助けた、みたいな事 言ってなかった? 今日 何人かの人に お婆ちゃん スゴかったんよ~、って言われたからさ~」



すると
「そうや~!あれはな~スゴかったぞ!」と
父は 目を爛々とさせ
まるで 最近の出来事だったかのように 語り始めたのです

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それは 父が  まだ子供の頃 
山合いの村では
村人が よくマムシに噛まれたそうです


かなり山深い 集落で
病院に行くにも 時間がかかり過ぎて
命を落としてしまう可能性大!という環境


一刻の猶予も許されない状況で
激痛に耐えられず 叫び声をあげる村人が
よくウチへ運ばれて来たそうです


そんな ある日、また 噛まれてしまった人が
担ぎ込まれました
父は初めて 障子の隙間から そ~っと覗いてみたのです



すると母親である 祖母が
何か呪文のような言葉を唱え始め
 カミソリのような刃を
傷口に かざしながら  まるで燻らせるように
ゆっくりと揺らし出したそうです


父は ただならぬ 空気に 息をのみました



すると突然! 
傷口の中に 入り込んで 残っていた
マムシの牙が まるで磁石に引き付けられるような 勢いで ピシャッ、と、その刃に 一気に吸い付き


やがて 呪文が終わると
磁力が解かれたかのように
敷いてあった半紙の上に ぽとり、と落ちたそうです


摩訶不思議な光景を 目の当たりにした父は
思わず 声をあげそうになるのを堪え
怖くなって逃げ出してしまい
その後の状況は 分からない、との事でした



そして 子供ながらに 見てはいけないものを
見てしまったような気がして
結局 大人になっても この事を 祖母に聞くことは しなかったそうです


なんとも悔やまれますが
それほど衝撃が強かったのでしょう
父からの情報は これが全てでした

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しかし 母が この事に関して
祖母と少し 話した事があるようで
僅かな情報ですが 聞くことが出来ました



母親曰く
お婆ちゃんは それを「神様の刃」と呼んでいたそうだが、何の神様かまでは聞いていない


そして その刃は 家系代々で
「外からの女性の血が混じらない 女性」のみが扱える刃だったそうです



また驚く事に 福井県の中でも 田舎である
こんな小さな集落で、しかも まだ ネットも
普及していない時代に


テレビ局や 新聞社から
祖母に たくさんの 出演・取材オファーが あったそうです
口コミって 凄いですね~



しかし 祖母は 全て断り
「交通機関も整い、医療も進んだ 今の時代に
  この お役は もう終わらせて頂こうと思う。
人の命に関わる  お役だったので 常にプレッシャーだった。神様に刃を 還しに行く。」



と言っていたそうてすが
一体 いつ?何処へ?返納したのかは
一切 聞いていないそうです



そもそも 何故 うちの家系が
その「神様の刃」を継承する事になったのか?
 一体 何の神様なのか?


もう真相を語ってくれる人は 居ません
私なりに色々と調べてみましたが
全く 解明されず、それどころか ヒントすら掴めません


完全に迷宮入り、だと思ってますが
もしも どなたか
ちょっとした 関連情報などが あれば 是非とも教えて 下さいませ~👍





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