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SMで身体に残る痕

いつもご主人様を感じていられるように…

人の欲には限りがない。だけど、色々な制約のせいで会いたくても会えない時がある。そんな時に求めるものの一つに身体に残る痕がある。きつめの緊縛、ビンタ、鞭や噛むことでできる痕だ。場所は首、胸、背中、尻が多い。女性の白い柔肌に付く蒼く紅い痕だ。

実は、案外、人間の身体には痕が残らない。たいていは、その場で痕が付いていても数時間経てば無くなる。いつもより強く痛め付けることで、その数時間を伸ばすことはできる。しかし、難しいことに、人によって肌の強さが変わるため痕の残り方が全然違う。だから、特に最初は丁寧に少しずつ。

また、痕だけでなく、時には鈍痛も残る。そんな思いをしてまでも残り香を楽しみたいということになる。一人でいる時間にその痕や痛みを確認して主を身近に感じたり、幸せな時間を取り戻そうとするのだろう。

「お願いします。ご主人様の痕を付けてください。」

結局、体に残る痕は表面的なものであって、本当に残っているのは心の中にある想いなんだと思う。

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