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レビュー『漫画ズルい心理学大全』

「漫画ズルい心理学大全」レビューしていきたいと思います。この本は、漫画と文章で綴られた 日常で使える心理学を紹介する本になります。


全6章からなっていて、それぞれのシーンで役立つ心理学が記載されています。例えば、第一章:相手の心の裏を見抜く方法、第二章:人を思い通りに動かすテクニックなどなど、日常シーンに於いて、実用的に使えるよ、みたいなテクニックが豊富に書かれています。

この手の心理学の本を読んだことがある人だったら、もうおそらく耳にタコができるぐらい聞いたことのあるメジャーな心理学のテクニックが網羅されていると言えます。
私の場合、心理学の本を読むので、あんまり新しい発見はなかった ですけど、改めて読んでいていくつかいいな、面白いなと思ったものを抜粋してご紹介していこうかなと思います。

ネタバレ紹介


1、嘘を見破る質問テクニック
これもメジャーな心理学のテクニックにはなりますが、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンがあります。

オープンクエスチョンは、 例えば、「昨日何食べた?」「どんな感じだった?」とか、相手に文章として答えを促す方法。反対に、クローズドクエスチョンとは、例えば「らいおんさんって恋人いるの?」「今日は勉強した?」の様に、「はい」か「いいえ」で答えられるような質問です。 
相手の嘘を見破る時には、クローズドクエスチョンではなくて、オープンクエスチョンを使い、その事実を聞いていくことで、矛盾を発見できます。そうなれば、相手が嘘をついてる可能性が高いよと、書いてあります。

もう1個お伝えしようかなと思うんですけど、 中でも、僕もなかなか気にしないといけないなと思ったのが、「笑顔を見せることの効果」がとても大事だよという風に書いてあります。

ネタバレ紹介2


2回に渡り、笑顔の重要性が説かれています。
恋愛だったり、友情だったり、仕事の面においても笑顔っていうのは非常に大事なんですね。
非言語的コミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション)というもので、「笑顔は欠かせない武器だよ」と言っているんですね。
喧嘩した時とか、事態を悪化させたくない時に、「笑う」っていうのが非常に大事で、これがたとえ愛想笑いや作り笑いだったとしても、非常に効果的だと心理学の実験では言われているんですね。

例えば、発表しなくちゃいけなくて、緊張してドキドキしてきた。どうしよう!っていう時に笑顔を自分でしてあげると、笑顔する筋肉を使うことで、脳が勝手に楽しいんだ!という風に勘違いしてくれて、 その発表自体もワクワクドキドキ楽しいものになるっていうのが笑顔の特徴なんですね。
この際に笑っている自分を鏡で見ると良いそう。

まとめ


まとめると、この本は基本的に自分自身や、相手がどういう風に考えてるかだったりっていう見えない部分を傾向を元に判断できるよ、と紹介している本。

傾向が分かれば、対策がわかる。
心理学がこんなふうに日常生活に役立つかもしれないよ、と教えてくれている本になります。
ただ、とはいえですね、漫画ベースで書かれていて、読みやすいですが、 具体的にすぐに使えるテクニックかと言われると、そうであるものと、ないものがあります。

実際に日常生活に役立てる!となると、他の本を探した方がいいんじゃないかなと思いました。心理学に興味があって、どんな本がいいんだろうな?っていうような方にとっては、すごく楽しめる1冊なんじゃないのかなと思います。

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