ビジネスとは人助け。鍵屋さんの車から学んだこと
1. ビジネスという言葉への違和感
私は起業したくせに、実はずっと『ビジネス』って言葉にざわざわしてました。
ビジネス講座やマーケティングのセミナーなどを受けるたびに、必ず出てくるこの言葉。
でも聞くたびに、胸の中で何とも言えない違和感が広がるんです。
「自分ビジネスをやる!」って決めたくせに、なんて矛盾してるんだろうって、心の中で自分にツッコミを入れていました(笑)。
2. 頭では理解したけど…腑に落ちた瞬間
そんな私が「ビジネスの本質は人のお困りごとを解決すること」だと聞いたのは、とても好きな発信をしている方の言葉からでした。
その時は「なるほど、確かにそうだよね」って頭では理解しました。でも心のどこかでまだ納得しきれていなかったんです。
本当に腑に落ちたのは、もっと日常的な瞬間でした。
犬の散歩中、信号待ちをしていた時に「鍵を開けてくれるサービス」の会社の車が前を通り過ぎていったんです。
その瞬間、ふっと思ったんです。「きっと誰もが鍵を忘れて家に入れなかったら、泣きたくなるほど困るよね。それを解決してくれるサービスがあるって、本当に助かることだな」って。
その時、こういうことか!って、ビジネスの本質がスッと心の奥に落ちていきました。
しかも、過去に私自身も家の鍵を忘れて、旦那さんに会社から帰ってきてもらった経験があったから(しかも二度も!)、余計にそのサービスの価値がリアルに感じられたのかもしれません(笑)。
3. 行動が変わった理由
それからは不思議なくらい、行動が変わりました。
以前は、ビジネスに対する「何か悪いことをしているんじゃないか」という思い込みのせいで、自分にブレーキをかけていました。
でも、「人の役に立っている」と思えるようになってから、自分のサービスや金額設定に自信が持てるようになったんです。
今は、「自分のサービスが必要な人と繋がれたらそれでいい」という気持ちで、心軽やかに進めています。それはきっと、腑に落ちたからこそ変わったマインドセットだと思います。
カウンセラーやセラピスト、メンタルコーチなど、人の心に寄り添う「生き方ビジネス」に携わっている方々は、「ビジネス」という言葉にざわざわしたり、違和感を感じたりしている人は、案外と多いんじゃないでしょうか。
なぜなら、そういう方たちは「人を助けたい」「寄り添ってあげたい」という優しい思いがあるからこそ、「お金をいただくこと」に罪悪感を抱きやすいのです。
私自身も実際そうでしたから。
でも、ふとした日常の気づきを通じて思ったんです。「お困りごとを解決する」ことは、相手の人生を楽にしたり、場合によってはその人の人生が変わることだってあるわけで。
そうすると、お困りごとの緊急度合いが高ければ高いほど感謝もされる、とっても価値がある行いなわけです!
そして、その対価としてお金をいただくのは、その感謝を受け取るという自然なことなんだ、と。
ビジネスの本質はシンプル。
それは「人のお困りごとを解決する」こと。
そしてその解決の対価としてお金が発生することは、何も悪いことではないんです。
だから、もし過去の私のように、「ビジネス」という言葉にモヤモヤ、ザワザワしている人がいたら、このエピソーでが少しでもあなたの気づきになったり、前に進むきっかけになったら嬉しいです。
最後まで読んでくださって、
ありがとうございます!