「バッフ・クランめぇえええーー!!!」イデオン 接触篇/発動篇(1982) を観ました。
先日新文芸坐で上映されたものを観に行きました。ちょうど東京に来る用があったので幸いでした。劇場ではセリフの音声がとにかく大きめ、だからこそ耳と心にパンチのある富野節が響き渡りました。
以下感想です。
人類が最後に作ればいい映画。
これが観終わった後のひと言レビューでした。
イデオンはテレビ版で一度だけ視聴済み。
とにかくギスギス言い合いケンカ、ロボットちょっとだけという印象のみでした。
溢れかえるキャラの情動の渦に我々見る者たちの心が文字通り共鳴させられる、そんな力強さに満ちた一作。
ロッタの射撃精度の高さ
全キャラ救いなし
激闘次ぐ激闘
運命を受け入れて担い手にすらなるコスモ
運命に抗い続けることに矜持を見せるドバ
カララの周囲を顧みない浅はかな好奇心から端を発した争い
シェリルの造反
ハルルの嫉妬
怒涛の人の愚の嵐、神話や寓話ですらここまでまとめては来ません。
ラストの裸祭り
「いやそれで済むか!!」という義憤すら感じてしまう。それまで見せられた人間の愚と、愚に生き堕ちる他ない宿命を自覚させられた我々に、無理やりキレイなものを見せて納めに行ってる感wwwwしかしこれもまた、人という業深き憐れな生き物が出来る最大限の慰めでしかないのかもしれません。
生きて人がすることというのは、何であってもしょうもないことではあります。イデという存在からしたら何でもそうだと思い知らされます。じゃあしょうもないから何もしないでおこうか、そうはならないしなれません。しょうもなかろうと何かしらやって生きる、本作はそんなヤケクソ気味の覚悟も促してくれる気がします。
怪作力作超大作、ですね。
ではいつものレビューです。
変な髪型度
⭐️⭐️⭐️(ギジェなんでオールバックにした?Bメカ即死オールバック)
女さん強すぎ度
⭐️⭐️⭐️⭐️(ハルルと部下のやり取り、すごくいい。シェリルもいい)
ロッタの射撃精度
⭐️⭐️⭐️⭐️(カララの時は下ブレただけ)
キッチ・キッチン度
⭐️⭐️⭐️⭐️(あんだけ短時間で良きも悪きも爪痕残せるキャラおる???)
マヤヤの彼氏誰度
⭐️⭐️⭐️(なんならマヤヤだと気づけなかったまである)
イデオンゲージ
♾️
ではまた!!!