バイト終わり22時、電車で聞こえてきたラーメンの話
本日もお疲れ様です。
満員電車がとても苦手だ。パーソナルスペースが広めの私にとっては辛すぎる。おそらく、私の世界で苦手なものベスト3に入ると思う。肩が触れる程度ならまだしも、この電車にどう乗れと?と思うくらい人々が詰まった車両が目の前に来るともう「東京なんて大嫌い」とまで思ってしまう。
夜遅い時間の電車も苦手だ。ちょうどアルバイトを終えて帰宅する22時。1歩進んだ先に漂うアルコールの匂い。駅で座りこんで寝てしまっている人や、自力で立っていられず支えてもらっている人。「少なくともお仕事やプライベートにおいて大切な相手とお酒を飲んでいたはずなのにどうしてこうなるまで飲んでしまうのか、、」と思ってしまう。
私にとって食事の場はおいしいお料理を楽しむと共に、相手から学ぶ場所。相手の価値観を知って、どんな人間かを理解する。この人の「ここが素敵だな」と思える部分をありがたく盗ませていただいている。
ただ、お酒が入ると少し変わる。私にはどんなに自分が信頼や憧れを抱いている相手であっても、お酒が理由で周囲に迷惑をかけたり、態度が変わってしまったりする姿を見たら、何もなかったかのように接する自信はない。自分が好んでお酒を飲まないため、場の雰囲気に疲れてしまうし、周りが酔って元気になりだすとどんどん冷静になっていく。だから飲み会に誘ってもらった時は時間や場所、自分はたくさん飲まなくても飲み放題代を払う価値のある集まりかを結構悩んで行くかどうかを決める。お酒に頼らなくとも確かな交友関係は築けると思って過ごしてきたので、飲み会やお酒にそこまで魅力を感じていなかった。
それでも最近、人々が会社や大学の帰りに、お酒を飲みに行く理由がわかった気がする。
アルバイトを終え、その日も仕方なく仕事(+飲み会)から帰る人々が乗った電車に乗った。
声が大きい。見ると、近くで顔が赤くなったサラリーマン3人が話していた。
ラーメンの話だった🍜
酒の後はラーメンだよな
○○駅の店知ってるか?うまいって聞いたぞ
次はどこに行こうか
…
盗み聞きをしてしまったのは大変申し訳ないと思っている。イヤホンをしていたのにはっきり聞こえる声だった。そして彼らのすごいところが、私が下車するまでの約20分間、一度も話題がラーメンから逸れなかったのである。
さすが、サラリーマンは会話を盛り上げ続けるスキルが私より何枚も上手だと思うと同時に、そういう他愛もない話をするためにお酒を飲むのかなぁなんてふと考えていた。
私より何倍もの責任を背負ってお仕事をしている人達が、お酒を飲んでラーメンの話を20分間することで今日あった嫌なことを忘れることができるなら、明日も仕事行くかって思えるなら、お酒をたくさん飲まない私はオレンジジュースか何かを飲みながら1時間くらい何をすればそれに値するんだろうかなどと真剣に考えていた。
何でもかんでも理由探しをしてしまう自分が本当に面倒だと思う。でも、自分なりの答えが見つかると、それはそれで嬉しい。何かと話題のMBTIの分析が当たりすぎていて、もはや自分が16個に分類されたうちの1枠にしっかりと収まりきってしまっているのがなんか悔しい笑。
22時過ぎ、ラーメンが食べたくなってしまったではないか…!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。