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花束と父の日

本日もお疲れ様です。


お花が好き。季節ごとに色が違うお花がいっぱいに並んでいるお花屋さんも好き。


お花、育ててみたら?
綺麗だと思えるものが近くにあると心に余裕ができるよ


私がブルーだった時、母が私に言ってくれた一言。その時から、部屋にお花を飾るようになった。


長生きさせるためには大切にお世話をしなければいけないし、お花が元気な時は心にも生活にも余裕をもてている時。留学から帰ってきて、これからどうすればいいんだろう…と真っ暗だった毎日は、お花のおかげで少しずつ元気に過ごせるようになった。


気に入ったジュースの瓶を花瓶替わりにしてみたり、ひとめぼれしたお花を少しでも長く楽しめるようにドライフラワーにも挑戦してみた。


ある時、アルバイト先の近くにもお花屋さんがある事を知って、帰りに寄ってみた。いつも通り1~3本気に入ったお花を選んで帰るつもりが、とても暖かい色で優しい気持ちにさせてくれる花束に惹き付けられていた。


「これ、いただけますか?」


思わず言ってしまったが、後から考えると結構な値段だったぞ笑。
でもそのくらい綺麗だった。


帰りの電車で、目の前に座っていた人が私の持つ花束を見て優しい表情をした。目が合ったとき、私はすごく穏やかな気持ちで微笑み返していた。


また別の日、花束を選ぶ人を見た。渡される相手がこの姿を見たらきっと愛おしい気持ちになるんだろうなとか、自分用だったらきっとお仕事頑張ったんだろうなとか、他人の花束の先の物語を勝手に想像してしまった。


私たちが過ごしているのはいつもいつも「頑張る」が求められる毎日で、印象とか距離感とか丁寧さとか、意識せずとも気を張って疲れてることも多いい。だから母が言っていたように、綺麗なものは元気で過ごすために必要かもしれない。そしてそれを見て一緒に「綺麗だね」って言える人も。


私が独り暮らしを始めてから、いろんな場所に行った景色やそこで見つけた綺麗なものの写真を家族LINEに送ってくれる両親の気持ちがわかった気がした。



お父さんへ
伝えたいことはたくさんあるのだけど、
私のお父さんでいてくれてありがとう。

家族がいつも味方でいてくれて、
自分の道を選べていることがどんなに幸せか。

与えてもらった温かさをお返しできるように頑張ります。


父の日、過ぎちゃったけれど、花束を渡せばこのまま伝えられるのかな。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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