今年のテーマは「料理」

娘の療育を理由にパート含めすべての仕事を辞めてから、
今年の4月で丸1年。
夏は暑いから家でアマプラ、冬は寒いから同じく家でアマプラ・・・と、
何かに理由をつけては家事をさぼって寝転がっている、
非常に堕落した専業主婦ライフを満喫(?)しております。
娘が就学する今年は、短時間での社会復帰が目標です。

さて、そんなやばい主婦生活を送る中で、
唯一ここだけは頑張ろうと決めている家事があります。
それは料理。
とは言っても、毎日手の込んだ料理を作ったり、
綺麗な食器に彩りよく盛り付けてSNSにアップしたり・・・
というような事はしていません。できません。
ご飯と味噌汁に主菜&副菜を用意するような、
平凡な料理です。凝ったものは作りません。
その代わり、献立と食材と調理法の3つについて
緩めのマイルールを作ってやっています。

まず献立。
会社員時代は作れるものをザザーっと作る日々で、
週の半分が丼と麺類のことも。
主菜は子供に合わせて肉系定番おかずがメインでした。
そのため、自分が作れるメニューを洗い出してみた時、
日本人なのに日本の料理を全然知らないし作れないこと、
夫や私の故郷の味を何一つ作れないことに気付きました。
これはヤバい、と。
料理は親から子に受け継ぐもの。
よく「親の嫌いな食べ物は子供も食べない」と言いますが、
食卓に並べなければ食べないし、そもそも彼らの記憶に残りません。
「時間がない」、「子供は食べなそう」と言う理由で
作りやすい物しか出さなかったことを猛省しました。
今ではメモ程度ですが週間献立を組み立てて、
意識的に和食を増やすようにしています。
季節の行事食も家で作って祝うことで、
子供達にも食の伝統を少しでも伝えられたらと思います。

次に食材。
以前はとにかく安さ命で諸々探していましたが、
最近は産地や加工会社を見るようになりました。
近所の畑で取れた地元野菜とか、
県内で水揚げされた魚とか。
特に反応しちゃうのが、夫の実家近くの加工会社が、
夫の地元の魚介で作った缶詰。
背景に生産者の物語が見える食材があると、
意識して手に取るようになりました。
全ての食材に拘ると食費が恐ろしい事になるので、
ほんの少しの範囲ではありますが、
我が家が食べることでほんの少しでも貢献できたら…
と思いながら、日々スーパーに足を運んでいます。

最後に調理法。
当たり前のことですが、野菜の面取りや魚の霜降りなど、
面倒なひと作業をなるべくやるようになりました。
あとは出汁。なるべく昆布やかつお、煮干しなどで取り、
顆粒だしを使わなくなりました。
こちらに関しては完全に私の自己満足ですが・・・
きっと今は亡き祖母が昔作った料理の数々を思い出したくて、
調理法を真似することで少しでも近付けたいんだと思います。

以上、非常にゆるい拘りです。
祖母のことは故郷への思い入れも合わせてまた書こうと思いますが、
たぶん私は、離れたところにある私達夫婦の故郷の味を、
子供達に忘れてほしくなくて、少しでも守りたくて
日々の食事を頑張ろうとしているんだと思います。

今年は、
・使ったことのない魚介類に挑戦する(毎月1種類以上)
・郷土料理のレパートリーを毎月2つ以上増やす
・通販やふるさと納税を活用して夫の故郷の食材を使う
・月に1つ、調理器具か器を集める
の4本柱を頭に、毎日の食事作りを楽しみたいと思います。

とはいえ、毎食こんなの意識して作っていたら苦痛だし、
手軽で美味しいものも食べたくなります。
なので夕飯は上の意識をしつつも、一人の昼食や土日の昼は
マックやカップラーメン、ファミレスにお世話になりつつ
うまいこと緩急付けて過ごしていきたい次第。

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