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まずは服の整理

さて、お葬式もおわり、つぎは49日に向け、
旦那の実家の片付けをする事になった。
痛み止めもあるし、私も少しずつできることは手伝いたかった。
重い物は持ち上げられないけど、義母の洋服の整理の判断などはすぐできると思った。
服は教えてくれた。義母のことを。
好きな色と、形、がはっきりしていて、お手入れもしっかりしていた。

ハンガーの先にタオルをくくりつけて形崩れ防止にしてあったり、不織布のストックもたくさんあったり、着てない服もたくさんあった。
1着あたり、2〜3万円くらいで行きつけのお店に仲良しの店員さんがいたんだろうな。と思ってしまった。
そのくらいの未使用品がたくさんあった。
私から見ても素敵な義母だった。プライドも高く、愛されたい。もっと見て!
なんて口にはできなさそう。
素敵ですね。とは伝えていたけど、もっと褒めて伝えておけばよかったと本当に思う。
買い物依存はしていたんだろう。
子供が巣立ち旦那も好きなことして、何も言えなかったら自分の好きなこと。買い物?
ってなるのかな。
話もきいてくれて、優雅な気持ちにさせてくれる店員さんが全ての楽しみだったのだろう。

そして200着以上あった新品同様の服たちは1万円にもならなかった。
部屋は広くなり、新しい仏壇を迎え入れる準備ができた。

いいものだから、取っておく。
いいものだから、着たおす。
いいものだから、集めたい。
いいものだから、あげたい
価値観違えど、いい服は愛される。
愛し方も千差万別。それでいいと想う

ちなみにお洋服はまだ氷山の一角
たくさんの事を考えさせられ、自分の痛みもちょっとどうでもよくなっていた。
横腹がチクチク痛むが、大した事ないんだろうなと思っている。


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