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描写するチカラ。それはWHYに必須・・

中野 衛です。
みなさんは、NHKの朝ドラ「おむすび」を観ていますか?

こうしたテレビドラマなどを見ていると。

あぁ、今のはWH Yから語っているなぁ、ゴールデンサークルが当てはまるなぁ、と思うことがあります。

それはドラマのとある役の人が、なぜそう思うのか?なぜそれをしているのか?などを熱く語っているシーンで。

見ている私がちょっぴり心が動いたりするとそう思うのです。

それが先日、NHKの朝ドラ「おむすび」を見ていたときに見つかりました。

NHKの「おむすび」ホームページより


詳しい物語は割愛しますが。
管理栄養士役の藤原紀香が、なぜ私が管理栄養士になったか」を主役の橋本環奈に問われて答えたシーン。
とても共感したのです。

まとめると…
私は、もともとバストガイドだった。
でもお母さんが病気になって看病するために退職した。

そして、お母さんに寄り添って必死に看病をするうちに、いよいよ体調が悪化したお母さんが、どうしても「おいしいラーメンを食べたい」と言い出した。
「どうしても、食べたい」と、

もう固形物は受け付けられなくなっていたお母さんに、せめておいしいスープを、と懸命に作ってあげた。
それをお母さんは…「おいしい…」と。

その後余命1ヵ月と言われていたお母さんが、6ヶ月も生き続けてくれた。
食べ物の力って凄くない?

そう語るシーンでした。
その時の藤原紀香の演技。

とても惹きつけられました。
目を閉じて両手で丼を持つような手付きを見せて。

「こうやって、お母ちゃんが、スープをすすってね」
「あー…おいしい…。」
て言ったのよ、、と、グーっと惹き付けられる演技を見せてくれたのです。

私は、いつもWH Yを人にお伝えするときは、人に共感していただける描写力がとても大事だとお伝えをしています。
この演技がまさにそれでした。

人は心の動く話を聞いたとき。

言葉ひとつひとつは覚えていないかもしれませんが、そのときどんな気持ちになったか、だけは明確に覚えているものです。

WHYを語るとき、1番大事な要素。
それは、その象徴的な場面や言葉を頭に描いてくれるような「描写力」。

テレビや映画を見ているときも、つい「描写力」に意識が向く中野です。

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