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なぜ銀行を選んだのか

おはようございます。

note最初の記事は、自己紹介も兼ねて、なぜ私が新社会人として銀行員を選んだのかをお伝えします。

結論から言うと、
「社会人としてあらゆる基礎を学ぶ為には、銀行員が一番の近道」
だと考えていたからです。

銀行を辞めて10年以上が経過しますが、それは間違いではなかったと確信しています。

その理由は、いくつかあります。

①事業領域の広さ

銀行というのは、金融業の中で最も事業領域が広いです。
本業である、預金、貸金業に留まらず、生命保険、損害保険、投資信託等の証券と、金融業のあらゆる分野に手掛けます。
業務領域の広さは仕事の大変さにも繋がりますが、様々な金融知識を実務を通じて身に着ける事が可能です。

②様々なビジネスに触れる事が出来る

あらゆる業種に触れる事ができ、経営者と直接対面する事ができ、決算書を目にする事ができる職業は数少なく、銀行員はその一つです。
銀行員という職業を通じて、様々な業界の経営者にお会いする事ができ、その考え方に触れる事ができます。
また、同じ業界であっても、業績の良い会社、悪い会社の経営者に会う事があり、経営者の良し悪しが経営に与える影響を体感する事が出来ます。

③定性と定量の繋がりが分かる
ざっくり言いますが、定性というのは経営者の意思決定、定量というのは決算書の事です。経営数字というのは、経営者の意思決定に大いに影響されます。
同業種であっても、儲かっている企業とそうでない企業がいるのは、経営者の影響による所が非常に大きいと思いますが、そうした一面を垣間見えるのは、税理士か銀行員くらいではないかと思います。

④地域性に触れる事が出来る

これは地方銀行に限った話になりますが、「地域性」を肌感として触れる事が出来ます。
地域性を何となく理解しているかは、営業をする上で非常に重要です。
例えばですが、具体的な地域をあげる事はしませんが、私の現在のエリア内には、よそ者を受け入れない地域があります。
研修生時代に飛び込み営業でそのエリアを回った際には、「何でよそ者のお前にそんな事を言わなあかんのや」とお叱りを頂いた事もあります。
でもこうした地域というのは、時間はかかりますが、一度地域に溶け込む事が出来れば、そこから継続的にご紹介を頂けるようになります。
(これに関しては、営業ノウハウの記事で後述します)

いま私は、保険代理店の経営者、兼、自動車販売店の店長(事業承継者)という二足の草鞋を履いている立場ですが、銀行員の知見は非常に有効だったと実感しています。

はっきり言いますが、銀行員というのは楽な仕事ではありません。
金融業として幅広い領域をカバーしているので習得する知識は多く、日常業務の事務は膨大にも関わらず、ミスは許されません。
所属長次第ですが、正直目標に対するプレッシャーは強いです。

それでも、銀行員時代は楽しかったし、充実していました。

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