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記事を書こうとしたら、1年以上経っていた件について……。

はじめに

 今更Noteに何書けばええんや……と放置し続けて1年経過しました。
 ただ、多趣味ですぐのめり込み、いわゆる沼へはまり込んでいく性分により蓄えられた経験と知識を普段お世話になっているインターネットの世界に還元することへの意欲がないわけではないため……来年の目標は備忘録としてNoteを続けることですかね。
 今回は筆者の記憶に深い個人的な出来事や些事を紹介して2023年を振り返れればと思います。

※記事の年内公開のつもりが2024年に突入しましたので今年(2023)と今年(2024)が混在しておりますことをこちらにてお詫びさせていただきます。


Nikon Z8購入

 私にとっての2023年はこれに尽きるのかなと思っています。
 2023年の第1クォーターで登場するなんて噂などもあり身構えていたことで余裕のある計画的衝動予約、発売日に入手することができました。
 レンズマウント、ストラップ基部であるアイレット……1眼において信頼性を裏切られるような致命的なリコールが続いた機種でありますが、Z7が発売されてから誰もが期待をしていたカメラではないでしょうか?
 Z7は非常にいいカメラで、Z8と交代で手放しましたが若干後悔している機種です。が、やはり気分的なところでMASPにAutoのついたモードダイヤルではいただけないときもあるわけです。
 そしてさらに、Z9に搭載されている縦横4軸チルト式画像モニター、スターライトビュー、赤色画面表示、ボタンイルミネーション……などなどと指をくえながらZ9を見上げていた機能、能力そのままに縦グリなしの所謂3桁機スタイルでの発表は真打ち登場感があり役者が出揃った感じがします。

これ、CFexにしかカード入れてないのバレバレなのちょっと恥ずかしいですね。
このZ9譲りのこの情報量は使いやすいですし、長秒撮影時の残りシャッター時間をカウントダウンしてくれるのは地味に便利です。

 じゃあ実際どうかというと最高、最強、これでいい!!とはなりきらない訳ですよね。オタクですもの。
 個人的な最大の不満はシャッターレスになったことによるフィードバックのわかりにくさなんですよね。
 多かれ少なかれメカシャッター機にはシャッターの駆動による振動、シャッターショックがあるものなんですが、それすらなく電子音とEVF,LCD上の表示のみとなると撮った?と体がなり、不真面目な週末フォトグラファーとしては未だに慣れてきません。
 また、小生()はZ9を触っておらずメカシャッターレス故なのかレリーズタイムラグに独特なものがあるような気がしてガク引き写真を量産しています。
 いやー、困った困ったと他の人の感想を探してみると某価格比較サイトではシャッターに関するレヴュウが大荒れ……このレビューさえなければ、なんか違和感ありません?と違和感ある人が集まってあーだーこーだできたはずなのに……と日々思っています。
 言葉や投稿先を誤ったお気持ちではありましたが、Z8のシャッターフィーリングはこれまでのレフ機から別物ということには同意できました。
 おおよそ連射についてはホールドしやすいものであるものの、スナップにおいては意識してフェザータッチを心がける必要が他カメラよりもある気がします。
 しかしながら、真面目な人も多い上に強い意見は叩かれやすいネットにあのような文章で世の中に出したらあーなるよね。という点でなんというかもったいないなぁという実感です。
 もう一つ気になるポイントがこの燃費の悪さです。
 わかってます。省エネにつながるような機能を切って常にフルスペック発揮でぶん回してる私が悪いのです。
 ですが、アイドリングでもみるみるバッテリーが減っていく姿は衝撃的で予備をカメラバッグに忍ばせていてもバッテリー大丈夫かなぁというのが頭によぎります。
 一方でUSB PDに対応かつポートを分割し充電専用ポートを配したことで移動中の充電がし易いのも本機の特徴かとと思います。
 しかし、ペリッとカバーゴム剥がしてUSBを接続するのもなんというか面倒に感じてしまうこともありなんともモヤモヤします。
 このような不満をたらたらと書きましたが、カメラを買っての不満が重箱の隅をつつくようなこの程度のこれしかないっていうのはそれだけ全体の完成度は高いということかと思います。
 それこそGoogle先生にレビュー記事を求めてみればプロフォトグラファーからインフルエンサーまで絶賛と称賛の嵐で消化不良の胃もたれを起こします。
 かと思えば、電子顕微鏡かなにかを用いてまでも重箱の隅をミクロン単位でつつきNikonのミラーレスを高めるために忌憚なきご意見というものを自由作文で書き連ねてるお気持ちまでヒットして、☆1と☆5レビューを行ったり来たりするのに疲れてしまっているのというのも本音です。
 俺はこう使ってる他の人は……?という他人の芝をニヤニヤと眺められるのがインターネットのいいところですがどうにも最近は人に見せる専用芝をお持ちの方が多く、実際の運用について良い他人の意見をお借りするのが難しく感じます。
 Nikon公式が語ったリトルZ9という文言と本当にほとんどZ9から引き継いでしまった性能、D800から続き傑作機D850で成熟した8xxシリーズのZマウント化に相応するということは行ってしまえば常に全力を出せばいいだけのZ9以上に求められるものが厳しかったのでは?と思います。
 不満はあれどそれを含めて連れ添って俺に写真を撮らせてくれる相棒に違いはなさそうです。何を隠そうローンも残ってます。完済と元を取るまで使い続けるしかありません。

世代の遠い大先輩F100と
この世代の離れた似たものを同士を並べて飲む酒がまた美味しいんですよね。
F5以降のNikonフラッグシップとその一個下の3桁機なんて言われる機種はほぼほぼ似たような操作系を発展して今に至ります。この写真1枚からでもシャッターボタン/電源スイッチ周りの意匠については共通点を見て取れると思います。

銃とカメラとストラップ

 Z8の同時に気になったのは各社アルカスイス互換L字プレートの発売時期です。
 最初から検討外だったSmallRigが一番早いのには驚かされましたが、思いの外RRSについてもプレオーダーが早くて助かりました。
 カメラにL字プレートを常用することに私としては3つの理由があります。     1つ目は、アルカスイス互換で完成させている三脚との使い勝手
2つ目は、Rigほどではありませんが本体下部の保護・強化として
3つ目が、ストラップ着用のためです。
 ReallyRightという名が表す通り本体に装着した際にきわめて自然に装着できるRRSの製のプレートを気に入って使い続けていますがこれには実銃用ストラップの取り付け規格であるMagpulのQDに対応しており、QD対応ストラップのMS4での取り回しが非常に気に入っているという理由になります。 
 もとからハードワークのために生まれてるものであり、2から3kgの鉄の塊を支えて移動から射撃までサポートしてくれるストラップであるためカメラにおいても移動から撮影まで安心して活用することができます。
 このストラップの優れているところは、バックルを上限させるだけでストラップの長さを変えることができ撮影用の余裕をもたせた長さと移動時の短く体に密着させたスタイルをすぐさま切り替えることができる点がスナップや風景写真の移動時に役立ちます。
 更にクイックリリースであるために三脚への装着やカメラを収納する際などにカメラからストラップを簡単に着脱できます。
 しかし、元は軍用のアサルトライフル向けの物……重く硬いナイロン製なため人を選ぶと思いますが、フルサイズミラーレスに大三元クラスやf/1.2の大口径レンズを用いるマッチョなシステムで撮影している方などにはとてもおすすめできます。

この無骨さがハマる人にはハマるMS4ですがでかくてかさばります。

F100が壊れました。

新F100と旧F100
旧F100は祖母のカメラだったもの、20年余ありがとう。

 F100が何もしてないのに久々に電池を入れてみたら死んでることが判明。
 電池を装填してみるとチッチッチッと時限爆弾のような音がします。まじかよ……。
 まぁ、少々放置しすぎたかな?とも思うのですがおかしい、Z8が発売した時にルンルンで持ち出してたはず……と思うも概ね半年も経っているんですよね。
 こういう年代物の機種は定期的に生死を判別してあげないとだめですね。しかし、困ったことにF100の成仏によって残るFマウント機はF301のみになってしまいGレンズを使ってフィルム写真が撮れない……そこでF100のきれいな中古とかハードル高いしF6は高いとあーだーこーだが始まるわけです。
 F5でもいいのですがあのサイズはただでさえ出動件数の少ないこれらフィルムカメラの出動件数を更に落とす要因にしかならない訳なんですよね。RZ67なんてデカブツも我が家にはいますし……。
 地元のカメラ屋さんにF6が、中古で入荷するもお値段12万円で使用感が強く、「これで12万かぁ」というのが引っかかり即決できませんでした。(結論としてはしなくてよかった……) ネットの宣材写真からでは、どんなヨレヨレの老婆がくるか恐ろしくて買えないし……とフラフラ無気力に探していたら、秋葉原の東京Cameraさんで美品も美品、ほとんど使用感のないF100が箱付きでショーケースの中に……。
 平日真っ昼間にスーツ姿でどうしたものかと悩んでる不審者にも気さくに声をかけていただき、それに背中を押されるように購入。38000円くらいでした。美品としては相場よりも高めなのですがこのレベルの美品はなかなか出てこないかと思うレベルの品だっただけに不満はなし。

そうそう、Fの文字といえば個人的にはこの赤なんですよね。
箱含めて24年間を感じさせない……真空パックでもされてたのか?
1998年12月発売のF100に2013年10月発売のAF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gを装着
後年のNikon考古学研究者から異端扱いされそうな組み合わせです。

 元持ち主さんの初回購入日は1999年の2月、高崎のビッカメで買われたみたいですね。
 いやいや、まてまてF100は1998年の12月発売のはずなのでほぼ初期ロットじゃないか……24年前、弟すら生まれてませんですし流石にこの頃はカメラを触らせてもらえなかったですね。 
 なにか理由があって眠っていたカメラの可能性が妄想されます。
「F100 お前に意味を与えてやる。仕事の時間だ」
 令和の時代に叩き起こされて世代の遠く離れた直接の後輩みたいなカメラと同じ防湿庫で後に世代に向けて開発された高性能レンズをつけさせられてまだまだ働かされるとは誰も想像しなかっただろうに……写真の神様に撮れフィルムでと定められたような極めて運命みたいな物を感じる出会いでしたね。
 こいつのせいでですね。少なくともAF-S 20mm f1.8Gと35mm f1.4Gが欲しいものリストに帰還し、一方でAF-S 58mm f1.4GをメインとしてZ8に据えてましたがこっちはZ50mm f1.8Sの必要が出てきそうです。(それはそれとしてZ35mm f1.8Sも欲しい。強いて言うならどっちもf1.2も欲しい)

高崎で購入されてるんですよね。
本件についてはゴルフコンペの景品だったのが、そのまま死蔵されていた説を提唱しています。

推し事の振り返り

 さて、2023年皆様は推しとどんな1年でしたでしょうか?
私個人ごとでは、主に音楽シーンで楽しませていただいた1年だったかと思います。
 そもそもmicometのStellar Stellarで明けた2023年です。すいちゃんを聴き、もう一人の推しの緋月ゆいちゃんを聴き、とこまちからとこちゃん、流れるようにNornisにハマり、配信の方ではReGLOSSのらでんちゃんにハマるという1年でした。
 突然、ホロメンがAstell & Kernとコラボして商品レビューをした時には限定品かと震えたり、推しが増えるたびに音源散財が捗りました。
恥ずかしながら最近知ったのですが、OTOTOYというサービスはロスレスのflacを販売してくれているんですね。
https://ototoy.jp/top/
 深々と感謝しながらたくさんのVに関わるロスレスを買わせていただきました。神サービスです。
 一方で近年新たな財源を探して金を積み上げさせてるポタオデ業界がここまで大きくなってきたVを逃さず、ハイエンドモデルなどのコラボ限定品とかを出しかねない状況にあるのではないのか?というのが推し事としての懸念事項です。
 趣味人としての趣味を取るのか推し事だからと買うのか?その時まで財布の紐は調整しておく必要があるなと構えています。

(友人のお陰で)自転車始めました。

基本的に友人2人におんぶにだっこで自転車始めました。
本体は借りられるから……と思ったもののウェアにシューズに冬なのもあって結構かかってしまったという印象です。
極端な話、自転車も自作PCに近いところがあってかなり自分好みの1台を自分の手で仕上げやすい趣味になっているのがどうあがいても沼。
一番興味を持ってしまったのがバラ完という自転車のフルビルド……もう手遅れかもしれない……。
今現在は借り物の翼で走行距離を伸ばしつつ家に転がっているGiant ATXの復活となんちゃってグラベル化が目下やりたいことですね。
そして、借り物をずっとと言うわけにはいかないのも現実で色々見定めて自分の自転車を今年は買いたいなと思います。
バラ完が見えてきているのも事実なんですよね……。

今年はあんまりイヤホンを買いませんでした。

 嘘はいけないように感じますが事実です。振り返ると大して買ってないんですよ。本当に
 記憶の新しいところでは春のヘッドホン祭で試聴し、(隣りにあったMoondrop Blessing3が好ましくなかったために)好ましいと感じて購入したも蓋を開けてみれば、なんか違うとなったTanchijim KARAにより今年のポタオデは始まったように感じます。

 いえ、すみません大嘘でした。
 4月にSeeAudio Rinkoとプレゼントで貰ったSeeAudio Yume2がありました。

SeeAudio Rinko

価格を考慮すると非常にいいイヤホン。
十分な解像度にドンシャリライクなしっかりとした低音と中域から広域にかけたバランスの良さが特徴でポタオデの沼はじめにおすすめしたい一本

SeeAudio Yume2

先代からガラッとキャラクターが変化しこれ一品あれば……という扱いやすいイヤホンに
一方でYume1にあった癖のような低音などは引っ込んでしまい系統はリスニングからモニター寄りに近づいている気がする……。一番寂しいのレジンシェルじゃないこと

 その後、MoondropからChu2、Starfield2、Aria2と第2世代目が次々と出てきてくれて今後、愛用するKATOの改良型への期待が高まります。

Moondrop Chu2、Starfield2

Moondrop Chu2、Starfield2
かなり癖の強かったStarfieldがリスニングイヤホンとして聞きやすくなり、あれ?Aria乗っ取った?と思ったのですが後にAriaはAria2として登場します。
Chu2に関してはなんというかChu1は何だったのかと思うほど素晴らしい完成度のエントリーで個人輸入なら同一価格帯最強クラスのコスパなのでぜひ個人輸入を

Moondrop Aria2

ケーブルの評価によりコスパがいいとは言い切れなかったAriaですがその音質は素晴らしく、金メッキ線などと組み合わせたときの美音系と言われる音はまさにMoondropを代表する機種だなと勝手に思っておりました……が、付属のケーブルがなぁ……と言われ思っていたAriaが3.5mmと4.4mmへのプラグ交換式リケーブルと改良されたドライバーを搭載してリニューアル聞き込みは足りてませんが非常にいい。個人的2023年イヤホンのベストかもしれない。

 さて、筆者愛用のイヤホンは今では、Seeaudio Kaguyaですがそのアップグレード版をメーカー自ら自負しているHAKUYAが発表されました。
 40万という価格と愛するKaguyaのアップグレードということで構えておりましたが、好ましい音の傾向でなかったためにスルーできるのが小さな幸せと感じております。

SeeAudio Kaguya

4BA,4ESTによる8ドライバーハイブリッド機。
ドライバー構成的には中高音重視の美音機かと思いきやしっかりと低音が出ており、個人的にはどのジャンルの音楽を聞いても楽しめる小型シェルを採用したマルチドライバー機らしいみっちみちの密度の高い音を極上に楽しめる。フィット感もよく今のところこれしかないと愛用中。
リケーブルはEffectAudioのEros S 1st Anniversaryを採用。

SeeAudio HAKUYA

10BA,4ESTによるハイブリッド機
すごいいい音だけども40万代。40万かぁ……

Moondrop Solis2

同じ40万代ならこっちのが好き。しかし装着感は……

 さて、そしたら24年は何を買いましょうかね……

最後に……

 今年は何を散財していこうかね……と思うのですが、ポタオデ控えめカメラと自転車で行きたいなと考えております。
 また、変なことしてネットの世界に還元できる情報があれば記事にしていきたいなと考えておりますので、何卒よろしくお願いします。


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