一番レスポンスの良かったランディングページを公開します
コロナ禍真っ只中の2021年だったと記憶していますが、営業活動がままならなかったので、SNS広告に力を入れていた時期がありました。コンサルタントという性質上、販売するのは無形のサービスです。ですから、広告を見て興味を持ったといっても、いきなりコンサルを以来する人は皆無です。
そこで、古典的な手法ですが、フロントエンドと呼ばれるリストを収集する無料または安価の商品を用意して、集まったリストに対して教育を行い、本当に売りたいバックエンド商品の販売につなげる戦略です。使い古された戦略ですが、今から考えてみるとかなりの効果があったのだと再認識しました。そこで今回紹介することにしました。
この時期、FacebookとInstagramに広告を出稿しており、そこからランディングページへ誘導して、フロントエンドの申し込みをしてもらうという導線を組みました。ここでのポイントはランディングページです。ランディングページもいくつか用意しましたが、その中で一番効果があったのが、時間もかけずに作った情報量が極端に少ないものでした。
これが一番効果があったランディングページです。
デザインセンスもなく、ダサいページです。
余計なことは一切書いておらず、必要最低限の情報のみです。
3~4ヶ月で250ほどのリードを獲得できました。
ただし、申し込みのハードルを高くしていたのでこの程度ですが、ハードルを低くすれば2~3倍のリードを獲得できた可能性があります。
そのハードルとは、このレポートをもらうには「名前」「会社名」「メールアドレス」「電話番号」の4つを入力しなくてはいけません。そして、この中で一番波動が高いのが電話番号です。
ではなぜ、電話番号の入力を設けたのかといえば、リード獲得後、メルマガなどでじっくり育成するのではなく、弊社の場合いきなりテレアポです。ここがほかのコンサル会社と大きく違うところであり、大きなポイントです。そしてテレアポを実施してアポが取れれば、オンライン商談となります。
結論を言うと、250ほどのリードからオンライン商談に至ったのは30程度です。そして、そこから受注に至ったのは5社ですが、売上にすれば1500万円程度です。一方、リード獲得のためのSNSの広告費は70~80万円だったと記憶しています。非常にコスパのいい戦略でした。
弊社はランディングページ作成を専門にやってるわけではないので、偉そうなことは言えませんが、下手に作り込んだランディングページよりも、さして時間もかけずに20分程度でサクッと作ったランディングページの方が効果がある場合もあるという事例です。
そう考えると、情報量が多ければいいということでもなく、SNS広告で何を訴求するかにもよりけりですが、導線がスムーズにいけば、最小限の情報量でも多くのリードが獲得できるのではないかと思います。
ランディングページは、多くの情報を掲載することが多くのリードを獲得するための条件のような暗黙の了解があるのだとしたら、それは大きな間違いです。むしろ、簡単に申し込めるから多くの人が申し込むっていうこともあるでしょう。そして、そういった傾向は、ますます顕著になっているような気がします。
これはあくまでも私の感覚ですが、ランディングページをじっくり読んで、無料のコンテンツやホワイトペーパーをもらおうなんていう人はいるのだろうか?
そもそも、そこに時間を費やす人がいるのだろうか?
であるならば、端的に目的とメリットを伝えて、ランディングページは最小限の情報と申し込みフォームのみ。つまり数十秒で申し込みが完了する手軽さを求められているのではないかなと最近感じています。
あなたはどう思われるでしょうか?
もちろんランディングページの目的によっては、大量の情報が必要な場合もあります。あくまでもリード獲得という視点でお話をしていることを前提としてください。
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