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コーヒーと人体に含まれる天然分子が NAD+ レベルを増加させ、加齢時の筋肉機能を改善する
コーヒーやヒトの体内にも存在する天然分子トリゴネリンが、加齢に伴う筋肉機能の改善に役立つかもしれない、というスイスのネスレ研究所とシンガポール国立大学(NUS)を中心とした研究チームによる報告。
この発見は、サルコペニア(加齢による筋肉量や筋力の減少)の新しい治療法につながる可能性があるという。
トリゴネリンは、加齢によって低下する細胞内補酵素NAD+のレベルを上げ、ミトコンドリアの活動を増加させ、加齢による筋肉機能の維持に貢献することが判明した。
「トリゴネリンがNAD+の新たな前駆体としての役割を担うことで、健康長寿や加齢関連疾患への介入の可能性が広がります」とNUS医学部のヴィンセンツォ・ソレンティーノ助教授はコメントしている。
「食品由来の天然分子が加齢の細胞特性と相互作用し、加齢に伴う細胞代謝と筋肉健康に有益であることを発見したことに興奮しています」とネスレ研究所のジェローム・フェイジ博士はコメントしている。
出典は『Nature Metabolism』