【思考】青年会議所の競合はオンラインサロン!?
今回の写真は小田原駅前の「ミナカ」という商業施設。突如として城下町ができたというメディア情報を見て、遊びに行ってきました。
小田原にはこれまで幾度となく足を運んでいますが、正直言うと駅前にあまり魅力を感じていなかったのですが、この10年くらいですかね、どんどん施設がきれいになって、先日訪問したときには駅から各施設へのアクセスがベビーカーでも用意ですごく良いなって思いました。
何か新しいソフト(コンテンツ)ができたというわけではないのだけど、サクッと程よく楽しめるアップデートに茅ヶ崎も頑張らないとなって思います。
青年会議所は今後どのようなスタイルになるのだろう?
今年はこの問いに常に向き合っている気がします。
なかなか運営は難しいことが多く、このプロセスがまさに勉強なのだと思いますが、ただ悩みや難しさにも方向性ってあって、今は結構暗中模索の感覚に近いところがあります。この点は他の青年会議所の理事長とお話をしていても感じるところですし、青年会議所に限らずさまざまな団体のトップとお話をさせていただいても似たり寄ったりな悩みを抱えているのだなぁと感じます。
ただ、やはりコロナがもたらしたものは変革期であって、この機会に変わらないといけない部分ってかなりあるのだろうと思います。
私の本業で創業者の立場です。経営について誰かに学ぶでもなく、業務知識ですらほとんど自分でなんとか周りに教えてもらいながら見様見真似でやってきましたので、最近は全てを見直して、経営理念を改めてどう整理するか、理念を事業に落とし込んでどのようなサービスをつくるか、業務プロセスをどのように整理するか、人材はどのように育成するか、みたいなことをかなりテコ入れしています。
手段としては書籍を読んだり、下記のサービスを利用しています。
スマホで見れるので運動しながらも勉強できますし、何度も聴けるので超便利です。
その中で「破壊的イノベーション」という言葉に出会いました。
これはイノベーションのジレンマという経営理論の説明で用いられる言葉で、「持続的イノベーション」という言葉と対の意味をなします。
で、これは自社のサービス展開についても考える材料になっているのですが、青年会議所に置き換えた時にどうなんだろう?と疑問になりました。
よく、「JCだけじゃない時代です」というフレーズがあります。まちづくりをしたいならNPOとか、昨日ご紹介しました社会企業という方法もあります。また、自己成長したいならさまざまな団体、研修もあります。ネットワークをつくるというのも、今では直接会わない人とともプロジェクトを起こせる時代です。
そう考えた時に、青年会議所が発展してきたイノベーションに対してコロナの影響で加速度的に進んでいるデジタル化の波で破壊的イノベーションが起こり始めているのではないか、という危機感を持ちました。そしてその担い手がオンラインサロンなどになっていくのではないかと。
私はオンラインサロンのサービスを使ったことはないのですが、うまくいっているケースではその中で直接会ったこともない人たちでプロジェクトをつくって、地域を盛り上げたり、ネットワークをつくったり、そのプロセスを指南する指導者がいたりして、青年会議所で享受できる価値に近しいものがあるように思います。
もちろん、現段階ではその再現性がどうなのか、超前向きな人は良いとしてもそこまでではない一般の人がその恩恵を受けられるのか、ローカルなところまで染み込むのか、など課題や検討事項はめちゃくちゃ多いでしょう。さらにローカルな強い絆に勝るつながりをオンラインで構築するのは難しいだろうとも思います。
ただ、そう考えていくとやはりイノベーションのジレンマというのはありえるかもという感覚になります。
課題は乗り越える物です。
徐々に盛り上がっているオンラインサロンを「まだ大したことない」と無視するのか、その要素を積極的に取り込むのか。私は後者の視点が必要ではないかと考えています。
本年度の理事長所信を書いているときに、実は研修事業についてはオンラインスクール的に構築していく必要があることをイメージして書きました。インプット系の事業はどんどんアーカイブして、それを後々の新入会員研修に生かすなど、せっかくの良質なコンテンツを再利用して人材育成の基礎的な部分に再現性を持たせたいというのが私の本音でした(今年も後半戦になるためぶっちゃけて書いていきます)。
ただ、それだけではなくて青年会議所の「サービス」そのものをリデザインしてイノベーションを起こしていくこと。これができるかどうかというのは、地域においても、また各地の青年会議所においても大きな差をもたらすのではないでしょうか。
という問題意識だけ、みなさまと共有したいと思います。
みなさんはどう考えますか?
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