想像力を働かせるためには、まずは「知る」ことから|第2回DX勉強会を開催しました。
Amazonのkindleで書籍を読むことがデジタルトランスフォーメーション(DX)ではなくて、本を持ち歩くことなくどこでも読書ができるようになったことで、読書体験を再構築することがDX。そんな風に考えています。今年は、茅ヶ崎青年会議所でもこのDXをまちづくりの軸に据えています。
ただ、私たちの団体を構成するメンバーに、デジタル活用が進んでいる企業は多くありません。となると、そんな私たちがイメージするDXの社会も、その程度になってしまいます。だから、その想像力を高めるために、現在のITツールやクラウドサービスを広く知って、知見を拡げる機会としてDX勉強会の企画を、安武委員長(地域経済開発委員会)に託しました。今日は第2回目の勉強会でした。
▼第1回DX勉強会の様子はコチラ!
講師は、シッピーノ代表の田渕健悟氏!
ECサイトの業務効率を高めるWebサービスを開発・提供するシッピーノ株式会社の代表取締役を務められる田渕健悟さんが本日の講師を務めてくださいました。実は、田渕さんは一時期この茅ヶ崎青年会議所のメンバーだったのですが、仕事も超多忙でなかなか思うように参加も叶わず、中途半端がどうしても嫌だ(それだけ真剣に取り組みたかった)ということで、退会をされました。
とはいえ、別に青年会議所のメンバーでなくなったから縁が切れるものでもなく、今回こうしてお力添えをいただけたことが、私は何よりもうれしくて、そして当時よりもまたさらに事業を成長されている姿がカッコよく、ワクワクさせてくれる時間でした。
そんな田渕さんから講演いただいた内容の内、大量のサービスのご紹介がありましたので、その一部をご紹介させていただきます。
■ Qrio Lock
オフィスの扉の解施錠をスマートフォンで行うことができ、セキュリティ管理を高めてくれるサービスです。
■ 1Password
今や仕事で管理するID・Passは無尽蔵に増えていくばかりです。その癖に、その管理の徹底は企業の信頼に直結するため、悩ましいところ。1 Passwordはそのパスワード管理を助けてくれるサービス。セキュリティの穴はほとんどが人的なエラーですが、その点でもこういう形で一元管理できるのは良いと思いました。
■CallConnect
テレワークの下では、各社のスタッフは在宅ないしはリモートでの勤務になるため、各人に電話を配布するのはコスト的にも、また手間的にも二の足を踏んでしまうところです。このサービスは、各人のパソコン端末から直接電話ができるもので、遠隔運用でのコールセンター的な業務が可能になります。テレワークでなくても、このようなサービスを使えばオフィスの移転に伴う契約の移転とか、電話機の管理なども不要になります。私も他のサービスですが、自分の会社で活用しています。
■ miro
リアル会議とオンライン会議の大きな違いに、ホワイトボードへの板書ってありますよね。意見を出し合って書き込んだり、付箋を使ったり、そういうのをどんどんオンラインでもできたら・・・・できます。このmiroを使えば。
このサービスは今日の勉強会でも体験させていただきましたが、すごく良いですね。普通に、現地でやってるのと同じくらい使えると思いました。ZOOMでセミナーやりながら書き込んでいくとか、市民討議会のような討議系の催しでも使えます。当然、日頃の会議でも。
■ ペライチ
社内にホームぺージを作れる人がいたら・・・いなくても大丈夫です。誰でも簡単に、しかもスピーディーにWebサイトを作れるサービスがペライチです。本日の参加メンバーも、「これは例会でも使えるかも!」という風に食いつきが良かったです。
私もかなり使っているサービスの一つですが、セミナー開催用に作ったりと、用途のイメージが拡がりました。青年会議所でも是非活用しましょう。
■ kintone
たくさんの方々と接点を持っていたり、数々のプロジェクトが同時進行しているとき、情報が散らばってしまって進捗管理に苦労するという経験、皆さんありませんか?私は週に8回くらい経験しています。
このkintoneは、各社のニーズに合わせて専門知識を必要とせずにカスタマイズして、顧客管理システムを構築できるサービスです。類似の世界的サービスとしてSalesforceというものがありますが、私たちに親しみやすい形に洗練してくれているのがこちらのサービスだそうです。各委員会のプロジェクトだけでなく、行政出向状況など、一覧できるというのは青年会議所の動きに革命を起こすかも?
■ SpatialChat
オンラインでオフィスを持つと聞くと、皆さんはどのように想像されますか?このSpatialChatというサービスは、たとえばオフィスの平面図上に自分の位置を自由に置いておいて、近くにいる人とは会話ができたりする、そういうサービスです(上手く説明できない。笑)。
このWebサイトからは到底想像できないですが、すごく良さげです。これで公開例会とかしたら、面白いでしょうね。また、懇親会も全然ありですね。是非やりたい。
■ メールワイズ
メールを共有できるというものらしいです。特にテレワーク化で連絡の管理がうまくできないなどの不具合があるとき、その課題を解消してくれるとのこと。いまいちまだつかめていませんが、仕事で使いたいと思いました。
というわけで、他にもクラウドサインやFreeeなどのサービスのご紹介もありました。90分という限られた時間で、かなり充実した内容でした。
田渕さん、本当にありがとうございました!