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JCがやらないといけない地域が世界にある。日本はどうなんだろう?

2014年にシンガポールで開催されたAsian Academyという事業(JCI City Singapore主催)に参画させていただいたとき、強烈なリーダーシップを持っているカンボジアのとある女性メンバーにこう尋ねました。

「なんでそんなに一生懸命(JC活動を)やってるの?」

2013年に入会した私は、初年度は参加したいときにだけ顔を出す、って感じでしたので、2014年から毎回参加するようになりました。とはいえ、その時の私のモチベーションは、いろんな人に出会えるという点にありました。こんな活動をしたい、というよりは、出会いの機会が多いからということです。

だけど、この事業に参加して驚いたのは、とにかくみんなうるさいくらいに発言をするし、パワフルだったのです。出会いの面白さにしかまだ芽生えていなかった私には正直驚きました。


それで、上記の質問をしたわけです。

かえってきた言葉はこんな内容でした。


「仕事も家族もあるから、青年会議所の活動をするのは大変。だけど、私たちが頑張って活動しないと、教育が届かない人がいたり、食事がままならない人がいる。そういう人たちのためにも頑張らないといけないの。」

ちょっと衝撃でした。

ちょうどその頃、私は岡本修二先輩のお付きのような立場で、岡本先輩の出向にお供させていただくことがあって、海外の様子や、全国で活躍する人たちのお話をお聞きする機会に恵まれていました。岡本先輩は国際の委員長を務められたほどにご活躍をされていて、本当に様々な経験談をお聞きさせていただきました。

そんな岡本先輩から、ロシアとの民間外交の取り組みや、国際的な医療ミッションを行う国境なき奉仕団の取り組みなど、青年会議所のNGO的な取り組みについてもお聞きしていました。日本で聞いている分には「へぇー」くらいだったのですが、目の前にいる女性はそれを自国の所属青年会議所でやっているのだと。


この動画は国連の創設75周年でつくられたものだそうです。

社会課題は無数にある。しかもどんどん課題も進化しています。

日本もそうです。少子高齢化を中心に、課題先進国といわれる我が国でどのような社会課題が派生して、それに対していかにアプローチをするかをモルディブ政府は注目していると、国際アカデミーで出会って兵庫から京都に一緒に行ったモルディブのメンバー(モルディブの国家公務員)が話していました。

そして、そのような社会課題に私たちの活動は向き合っていく必要があります。


先日、神奈川ブロック協議会で開催されている神奈川塾でも、社会課題を解決するのが青年会議所だという講演がされており、そのための思考トレーニングを全4回で実施しています。

コロナ禍でなかなか活動が制限されてしまって、私たちは諦め慣れてしまってはいないか。このことに強い危機感を持っています。何よりも私自身に対して。


これから青年会議所は今年の活動と、来年度の準備活動が並行して進んでいくシーズンに突入します。私の目下の役割は、少しでも良いかたちで組織を次に引き継ぐこと。同時に、次年度以降、ちょっとずつこの「社会課題を解決する」取り組みにフォーカスしていく体質を習慣化させていくことだと自覚しています。


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※Asian Academyでのフィールドワークの様子。ゴミの分別を貧困地域のマンションで普及させる取り組みをチームに別れて実践するプログラムでした。


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※私の英語力不足をとことんサポートしてくれたマーク。シンガポール人。今も時々メッセージをやり取りさせていただきます。

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※卒業プログラムのプレゼン大会。英語スピーチはタジタジでしたが、大事なのはパッションであり、アクションだなって今なら思えます。笑


最後は思い出写真ばかりでしたが、こういう原体験をJCでは無限に積めるので、チャレンジしていきましょう。

そういえば、昔こんな言葉をもらいました。

「小さな完成品になるな。でっかい未完成品を目指せ。」

というメッセージをもらって、いまだに突き刺さってる言葉です。

これ、JCにめちゃくちゃ当てはまるな。。


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